四話 ページ6
虎｢結？｣
私の呼び掛けに
悠仁はキョトン、とした顔で振り返る
貴｢結？。じゃないでしょ！
どーゆーことよ！転校って聞いてないんだけど！｣
虎｢は！？、え！？俺転校すんの？！｣
私と同じぐらい驚いた顔で
私に問いかけてきた
貴｢いやいやいやいや！知らないよ！
私だって先生から聞いてびっくりして
悠仁を追いかけてきて...
しかも、お爺ちゃんが死んで...！！｣
驚きと戸惑いのせいで
頭が正常に働いておらず
私が思いついた言葉を並べるが
全く上手く伝わらない
虎｢いや、爺ちゃんは死んだけど転校...え！？｣
？｢あちゃ〜、もうバレちゃったか〜｣
悠仁の隣に座っていた男が
ゆっくりと腰を上げ
ため息混じりにそう言ってきた
？｢ちなみにどちら様？｣
貴｢それは私のセリフなんだけど...
悠仁。誰...この男...｣
目隠しをしている男
突っ立っているだけでこのオーラ...
ただの一般人...って訳ではなさそう
いかにも怪しすぎる...
五｢僕の名前は五条悟。よろしくね〜｣
ニコリ、と笑ってきた男は
私に手を差し伸べてきた
私はその手を振り払う
貴｢悪いけど、私は悠仁に用事があるの
部外者は席を外してくれる？｣
虎｢コラ。結。｣
私は、キッ、と悠仁を睨みつける
でも、その悠仁の顔には
どこか違和感があった
貴｢悠仁...なんで目の下に傷なんて出来てるの？｣
傷なんてそんなに出来たことがない
悠仁にしては珍しい傷だった
しかも、両目の下に器用に出来ている
私は手を伸ばし悠仁の目の下の傷に触れる
貴｢...っ！？痛っ！｣
私は思わず手を離し頭を抱える
痛いのは指先...ではなく
急に襲われた猛烈な頭痛だ
何...これ
視界がぼやけていき
その場にしゃがみこむ
虎｢結！？大丈夫か！？｣
数分後、頭痛が収まり始め
私はゆっくりと顔を上げる
虎｢...は？。結。なんだよ。その傷｣
五｢へぇ。これは驚いたよ...
“君も”交じっていたんだね
しかも、こんな強力な呪力が...｣
何を言っているのか分からない私は
とりあえず、持っていた鏡で
自分の顔を確認する
貴｢なに...これ｣
鏡に映る私は
悠仁と同じように目の下には
傷みたいなあとが出来ていた
いや、違う...これは、目？
傷と思っていた部分が
ガパッ、と効果音がつくような勢いで見開いた
私の目...４つになってる？
どーゆーこと？
五｢んー、とりあえず〜
君にもついてきて貰おうかな｣
五条悟という男は
私のおでこに指を当てる
そこから私の意識はなくなった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1691人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ララ - 十七話が可笑しいです。つくづくだと思うのに (4月29日 15時) (
レス) @page20 id: c53479bd69 (このIDを非表示/違反報告)
Sirius(プロフ) - ゆずさん» ゆずさん。コメントありがとうございます！宿儺様かっこいいですよね...。もう、私も見た瞬間に落ちました...。そうなんですよね...。純愛になっちゃうんですよ！私、純愛系が大好きで...。そう言ってくれると凄く嬉しいです！頑張ります！よろしくお願いしますね！！ (2021年4月26日 19時) (レス) id: baf8d2c44e (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 初めまして！最近アニメを視て宿儺様沼にハマった者です！！宿儺様の純愛とっても良いです。読んでて胸が切なくなります。一気に読んでしまいました！更新大変でしょうが、続き楽しみにお待ちしております！！ (2021年4月26日 15時) (レス) id: 9087c45e44 (このIDを非表示/違反報告)
Sirius(プロフ) - ぷりぷりとっぽさん» ぷりぷりとっぽさん。コメントありがとうございます！ニヤケますよね...私も宿儺みながらいつもにやけてます。私はもう手遅れです...。あの色気と言いかっこよくて惚れちゃいますよね...。一緒ににやけましょう...。これからも読んでくれると嬉しいです！ (2021年4月11日 15時) (レス) id: baf8d2c44e (このIDを非表示/違反報告)
ぷりぷりとっぽ(プロフ) - ん、んふふ///・・・はっ(゜ロ゜) 変態じゃないんです！！ニヤニヤしちゃうんです(*´-`) (2021年4月11日 11時) (レス) id: 4f0c2ae87b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sirius | 作成日時：2021年3月19日 23時
