【フェアリーテイル】１７歳妖精の尻尾に所属しています・・・！２

８７.大きな卵 ページ37

｢さっきの揺れ、なんだったのかしら？｣



｢まぁ、気にすることでもないんじゃね？｣



｢あ、しまった！｣



｢なんだよ｣



｢討伐した証拠になにか持って帰ってこなきゃいけないんだった！｣



｢・・・鱗！取りにいかなきゃ！｣



｢あ、あのさ｣



｢あー・・・



・・・いいんじゃね？別に｣



｢よくないわよ！｣



｢あ、あのさ、ルーシィね・・・｣



｢なんだよ、取りに行けとか言うんじゃねぇだろうな。｣



｢まさか。迷子になるのがオチよねーって思ってたの。｣



｢アイツの匂いは覚えたから、迷子にはならねぇよ。｣



｢・・・仕方ない。みんなで戻りましょうか。｣



｢どうしたの、ハッピー､(人１)戻るんだってば。というか(人１)は何で震えてるの・・・？｣



｢・・・ば。｣



｢？｣



｢鱗なら持ってるんだってば！！｣



｢オイラも持ってるよ？｣



｢ハッピー､(人１)なんでこれを！？｣



｢さっきから何回も言おうとしてたのに！！二人とも話し聞いてくれないんだもん！！｣



｢ちょっ・・・ちょっと落ち着いて・・・話し聞かなくてごめんね。｣



｢もうナツ兄もルーシィ姉も大っ嫌い！！！｣



｢あっ！！ちょっ・・・(人１)〜〜〜〜！！！｣



｢(人１)怒らせちゃった・・・。｣



｢報酬どうしましょう・・・。あの様子だととうぶん近づけないわよね・・・。



・・・ってあれ？ナツは？｣



｢あっち。｣



｢(人１)に嫌われた・・・(人１)に嫌われた・・・(人１)に・・・。｣



｢ちょっとナツ！？｣



｢大ダメージ受けたみたいだね。｣



すると、頭上に大きな鳥のような影が現れた。



そこから落ちてくる何か。



ルーシィとハッピーにつられて顔を上げたナツの顔面にその何かが落ちてきた。







見ると５０cm程の楕円形の・・・



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卵だった。

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