【フェアリーテイル】１７歳妖精の尻尾に所属しています・・・！２

７６.願い ページ26

｢(人１)一旦涼もう。気を落ち着かそう。｣



｢ん〜。｣



｢それにしても参ったな。まさか(人１)がこんなにも酒に弱いとは・・・。｣



｢よってなんかないよ〜りょ〜ぐぅぅぅぅニャハハハハハ｣



｢呂律が回っていないぞ。まったく・・・ほら、水飲め。｣



｢りょ〜ぐ〜｣



ギュウゥゥゥゥゥゥ



｢なっ・・・！！(人１)！！｣



｢む〜？｣



｢離れろ！！｣



｢や〜！！りょーぐいーにおいしゅりゅんだもん。｣



｢〜〜っ！！と、とりあえず水飲め！！水！！｣



｢んっ。｣



ゴクッ。



｢ふっ・・・はっ！！あ、あれ？何でお城の外にいるの！？ていうか何で私ローグにだ、抱き着いてるの！？｣



｢やっと正気に戻ったか・・・。｣



｢あっうぇ！？ごっごめん！！｣



｢皆のところに戻るか。｣



｢あっ・・・。｣



｢ローグ！！まっ、待って！！｣



｢どうした？｣



｢あっ・・・ううん・・・何でもない・・・。ごめんね呼び止めちゃって。行こっか。｣



｢ああ。｣









｢あっ！！(人１)やっと帰って来た〜！！｣



｢ゴメンゴメン！！迷惑かけたみたいだね。(主にローグに)｣



｢全然！！寧ろ新たな発見出来て嬉しいし！！｣



｢えへへ。｣



｢ところで(人１)｣ヒソッ



｢何？｣ヒソッ



｢告白は出来たの？｣ヒソッ



｢うぇ！？｣



｢だって(人１)の言ってた"好きな人"ってローグなんじゃないの？共通点ありすぎよ。｣ヒソッ



｢っ！！・・・まっまだ・・・。｣



｢そうなの？別に急げとは言わないけど素直にならなきゃ駄目よ？｣



｢わっ分かってるよ・・・。｣



好き 好きなの



でも今こんな気持ち伝えたらきっと貴方は困っちゃうね。



距離を置いてほしくないから。



この関係を壊したくはないから。



だから今はまだこのままで。



この思いは胸にしまっておこう。



大好き 大好きだよ。



｢あっ。そういえばローグ！！二日目の夜はありがとう！！｣



｢ああ。別に気にすることはない。(人１)が元気になったならそれでいい。｣



やっぱりその笑顔いつ見ても素敵だね。



いつまでも私の傍で笑っていてほしいと願う私は________







悪い子ですね。

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