[東リべ]東卍の裏ボス１４

国 ページ14

A
『イザナ、、、
オレはオマエが羨ましかった
いくら愛を囁いてもオレらが報われることはない
叶いっこないんだよ、、、』

黒川
「そっか、、、
オレはそれだけで十分だ、、、」



















そう言い残し
イザナは動かなくなった



















鶴蝶
「イザナ、、、？
おい、イザナ！？イザナ！！」

花垣
「カクちゃん、、、」



















鶴蝶は這いつくばりながら
イザナの元へ行き手を繋ぐ



















鶴蝶
「イザナ、、、
寂しい思いはさせねぇよ、、、
オレも今、、、そっち逝くから、、、
オレらは上手に生きられなかったな、、、」

花垣
「カクちゃん、、、！！」

鶴蝶
「雪だ、、、」



















頭上には雪が降り始めていた

鶴蝶はイザナと昔
施設で育った時のことを思い出していた



















二人
「「雪だ！！」」



















久しぶりに積もった雪に
イザナと二人で施設を飛び出て
雪合戦や雪だるまを作って遊んだ

かまくらを作ろうとイザナに言われ
二人でかまくらを作った



















鶴蝶
「できた！！」

黒川
「オレらの国の城だ」

鶴蝶
「、、、オレらの国？」

黒川
「うん！
いいか？
これが極秘の計画書だ！
オレらは大人になるまでに
この計画を実行して最強の国を創るんだ！！
オレが国王でAは王妃」

鶴蝶
「王妃？
アイツ男じゃん」

黒川
「いいんだよ別に！」



















イザナはよくAの話をした
オレも一度会ったことがあった

初めて見たAは
ナヨナヨしてるし
ボーッとしてるし
チビだしひ弱そうだった

でも喧嘩したら
めっちゃめっちゃ強くて
騙されたと思った

イザナの言う通り
考えることが男っぽい奴だと思った

こーいう男を世の中の人は
カッコイイと評するんだろうな、、、

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