尊敬 ページ15
松野
「オレ、、、死ぬんだな、、、」
花垣
「なんちゃって
冗談だよ、冗談」
松野
「なんとなく気付いてた」
その思いがけない言葉に目を丸くする
花垣
「え?」
松野
「考えて見りゃあオマエは変なとこが多いし
いつもと雰囲気違う時があったし」
花垣
「それは、、、えっと、、、」
松野
「オマエは場地さんが死ぬことを知ってたんだな
だからあんなに必死だった」
花垣
「、、、ああ
知ってたのに止められなかった
場地さんを救えたのに、、、」
松野
「すげぇな、オマエ」
花垣
「え?」
松野
「一人で戦ってたんだろ?
誰も褒めてくんねぇのに
胸張れよ、タケミっち
大事なのは結果じゃねぇ!!」
その言葉に心臓が射抜かれる思いがした
涙が零れ落ちそうになる
松野
「誰も見てねぇのに
逃げずに戦った
オレはオマエを尊敬する」
花垣
「信じてくれるのか?
こんな嘘みてぇな話、、、」
松野
「当たり前だバカ!!
相棒だろ?」
花垣
「っ!!」
千冬の笑顔にボロボロと涙を流す
花垣
「くそっ、、、泣かすなよ、、、」
松野
「ハハッ、オマエの涙腺ガバガバだな!」
千冬、、、!!
コイツに話してホントに良かった!!
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作者名:帝 | 作成日時:2021年12月19日 20時