[東リべ] 東卍の裏ボス７ (ページ1)

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変わらない未来ページ1

？
「応急処置はした」

その後ろ姿は明らかに場地だった
緩やかに伸びた長い黒髪、、、

花垣
「え、、、場地くん、、、？」

いや、違う！！

ゆっくり振り向いたその顔に目を見開く

花垣
「一、、、虎、、、くん？」

そっか、、、
１２年経って、出所してるんだ

花垣
「お久しぶりです、、、」

そう呟いた瞬間
いきなり殴られ、何発もの拳や蹴りを浴びせられた

花垣
「っ、、、！？」

羽宮
「この前こんなふうに
路上で女をタコ殴りにしてる奴がいた
止めに入ったら
殴ってた奴らは東卍のメンバーだった
テメェらの東卍はいつから女を殴る組織になった？」

一虎に睨み下ろされ
タケミチは息を荒くしながら何も言えなくなる

羽宮
「テメェなんてどうでもよかった
アイツを、、、千冬を助けたかった」

そう言って涙を浮かべた一虎は
出所した時に迎えに来てくれた千冬を想った

羽宮
「アイツはずっと１人で戦ってた
なのに、、、テメェは何やってんだよ？」

花垣
「、、、、、、」

そっか、、、
この世界のオレは
千冬が頼れないくらいに
腐っちまってたんだな、、、

羽宮
「東卍はデカくなっておかしくなっちまった
それなのにテメェらは率先して稀咲のコマ遣い
唯一の頼みだったドラケンは死刑囚
マイキーとAはどこにいんのかもわかんねぇ
なぁタケミチ、東卍はどこに向かってんだ？」

その言葉は
タケミチのやるせなさを倍増させた

結局、最悪の未来のままだった