[東リベ] 東卍の裏ボス３ (ページ10)

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参番隊隊長ページ10

A
『ぺーやん！！』

林
「Aっ！？」

A
『兄貴は今、手が離せねぇ！！
だからオレで我慢しろ！！』

モブ
「おっ！
さっきの弟じゃねーか！！」

モブ
「大将首貰っちまおーぜ！！」

モブ
「最恐のスノーがなんぼのもんじゃい！！」

ドカッ

A
『なんでケンチン襲った！？』

ドカッ

A
『オレらとケンチンが和解したのは知ってんだろ！？』

ドサッ

ぺーやんの傍に行くまでに
たくさんのゴミが現れ
それを殴り倒しぺーやんの前に行く

A
『カス共まで使って
汚ねぇマネしてんじゃねーよ！！』

林
「勝手に和解とかさせてんじゃねーよ！！
オレは納得いかねぇぞ！！」

A
『パーの話は終わりなんだよ！！
いつまで縋ってんだ！？』

林
「パーちんはオレの全部なんだよ！！」

ドカッ

林
「Aなら分かんだろ！！」

ドカッ

林
「東卍がパーちん見捨てるなら
敵になるしかねーだろ！！」

ドカッ

林
「なんで殴り返さねーんだよ！？
オレなんて一発だろ！！」

分かる、、、

分かるよ、ぺーやんの気持ち

オレも兄貴が全部だから

分かるからオレはぺーやんを殴り返さず
気が済むまでやられてた

でもこんな事
何時までも続けていいモノじゃない

だってぺーやん
オマエ、オレを殴る時
苦しそうな顔してる

だからそろそろやめよう

オレはぺーやんの拳を腕で受け止め
そのままぺーやんを抱きしめた

ぎゅう

林
「なっ！！」

A
『ぺーやん、分かるよ
オマエの気持ち』

林
「ならなんでっ！？」

A
『金髪がオレらとケンチンが争って
東卍がバラバラになるのは悲しいって言ってた
オレにはそう考えらんなかった
オレもオマエと同じだから
兄貴より大事なもんなんてねーから』

林
「っ！！」

A
『ぺーやん、オレのこと好きだけ殴れよ』

林
「はぁ？！」

A
『それで気が済むならそうしてくれていい
オレはオマエを殴んねぇ
オマエとは争いたくねぇからだ
でもそれが終わったら
東卍に戻って来い』

林
「っ！！」

A
『オマエまで居なくなったら嫌だよ』

林
「っ、、、」

ぺーやんは泣いてた

雨と共に頭上から涙が降って来た

オレもオマエと待つから
パーちん戻るまで何時までも待つ

参番隊の隊長はパーちんだけだから