首領の女 １１

最後の日は一緒に ページ8

宮下
「アハッ、楽しい！！
まんじろーも来て！滑り台楽しいよ〜」

佐野
「呼び捨てって、、、」

A
『そー言えばリンちゃんも呼び捨てだったね』

佐野
「別にいいけど、、、行こA」

A
『うん！』



















夕方過ぎまでガッツリ公園で遊んだ
車に乗り戻ろうとした時
透人の頭がコクンコクンと左右に揺れた



















A
『透人君、眠たいですか？』

宮下
「ねむたくない、、、」

A
『たくさん遊んで疲れちゃいましたね
透人君、こちらにいらして下さい』

佐野
「いーよ、重いでしょ
オレが抱っこするから、透人こっち」



















佐野は透人を抱き上げ
自分の膝の上に座らせた
数分も経たずに透人は眠ってしまった



















佐野
「本当に疲れてんだな
あんなにはしゃぐからだ」

A
『でもすごく楽しかった
公園で遊んだのなんて久しぶり』

佐野
「昔に戻ったみたいだな」

A
『あのね、お願いがあるの』

佐野
「なに？」

A
『今日、最後まで透人君と一緒に居たらダメかな？
明日で透人君帰っちゃうでしょ
それまで一緒に居てあげたいの』

佐野
「、、、理由は？」

A
『透人君、最初にここに来た時に
莉央ちゃんと一緒に寝たの
それからランちゃんにリンちゃん
カクちゃんにココにハル
みんなの部屋に泊まった
最後は一緒に寝てあげたい』



















最初に来た時に
透人はAと一緒に寝たいと言った
でも万次郎も居なかったし
自分が勝手に決めるわけにはいかない
それを察して九井が透人に断りを入れた
最後の今日、Aはどーしても一緒に居てあげたかった

２人の時間→←一緒に居たい

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