首領の女 ３

安心 ページ11

パーティー当日

私はドレスを身にまとっていた
黒の太ももまでしかないドレス
ドレスはPRADAの物だった
胸元が開いていたので
首にリングが何重にも重なってるネックレスをした
指輪も同じようにピンクゴールドのを一つ
指輪は右手薬指に嵌めた
ネックレスと指輪は同じ種類だった
ブランドはCartier
靴はドレスと同じ色の黒のパンプスを履いた
歩くと言われたからヒールは低めの７cm
ブランドはChristian Louboutin

万次郎は
全身PRADAだった
唯一違ったのは
私と同じ場所に似たような指輪が嵌められていた
服もアクセサリーも万次郎と同じブランドで
たったこれだけの事で私は嬉しくなった



















佐野
「緊張してる？」

A
『パーティー初めてだからちょっとだけ』

佐野
「堂々としてればいい」



















そう言われても初めての場所に
少なからず緊張はしてしまう
手に汗かく、、、

私たちが会場に着いたのは
夜の１９時を回ったとこだった
会場に入るまでは手を繋いでたのだけど
会場に入ったらいきなり腰を抱かれた
思わずビクッと反応してしまった



















佐野
「離れない為、人が多いから」

A
『びっくりした』

佐野
「ふふっ、大丈夫」



















密着した身体
大丈夫と囁かれる言葉
私はそれだけで
何があっても大丈夫だと安心してしまう

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