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彼女に連れられ
タクシーに乗せられた
タクシーはそのまま自宅まで走り
降りた途端
足元がふらつき
ほんとに限界なんだなと改めて思った
自宅の鍵を開け
部屋の中はしんとしていて物音ひとつしない
最後の力を振り絞り
念入りに手洗い、うがいをし
なんとか着替えだけは済ませ
そのままベッドの上に転がり込んだ
寒気がひどく体まで震えてくる
布団を手繰り寄せ小さく縮こまり
なんとか寒さを誤魔化そうとした
ガタガタと口元が震える
(寒い....寒い....葛葉......)
体が弱るとどーしても人恋しくなってしまう
ここには居ない人を思ってもどーしようもないけど
思わずには居られなかった
side葛葉
ｶﾞﾁｬ
扉を開け自宅に戻ると
部屋の中はしんとしていて
でも玄関にはAが履いていった靴が見えた
買ったものをテキトーに置き
様子が気になったが
やることを済ませ
寝室に行くと荒い息が聞こえてきた
葛葉
「A、ただいま」
『......葛葉』
熱があるのか潤んだ目と合う
葛葉
「薬は？飲んだ？」
『まだ.....』
葛葉
「なんか食べれそ？」
『お腹、空いてない』
葛葉
「とりあえずお粥とか買ってきたからそれ温めるわ」
ｸﾞｲｯ
葛葉
「！？」
『行かないで、お願い.....』
ここに居たいのは山々で
でも食べさせないと元気にはならない
彼女が自分に甘えてくるなんてことは滅多になくて
それがすごく嬉しい
なんとか掴まれた手を離し軽く頭を撫でる
葛葉
「すぐ戻るから、大人しくしてて」
『すぐ....？』
葛葉
「うん、すぐ戻る
暖房つけとくから寒かったら言って」
暖房をつけリビングに戻り
買ってきたお粥の作り方を見てお湯を沸かす
彼女だったら一から作るのに対し
自分は簡易的な物しか作れない
なにか付け加えたりしたら
それなりに見えるかもしれないと
冷蔵庫の中に入ってるとろけるチーズを
たまご粥の上に乗せてみた
見た目的にはめっちゃめっちゃ美味そう
でも湯気がすごくて絶対食べれない
軽くスプーンでぐるぐる混ぜ
少しでも冷めるようにしてから
寝室に持って行った
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?(プロフ) - もし可能なら【スト鯖GTA】のお話を書いて頂けないでしょうか？無理なら構いません。楠木 帝さんの作品を毎日読んでいい作品ばっかりでどれが1位か決められないぐらいいい作品を書いてくれてありがと 今後ともいい作品を書いて下さい応援しています。🥰 (3月27日 17時) (
レス) id: 135a20d426 (このIDを非表示/違反報告)
楠木 帝(プロフ) - Aliceさんへ....こちらこそリクエストありがとうございます (3月24日 19時) (レス) id: cf0d72afbe (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - リクエスト書いていただいてありがとうございました😭最高でした💕 (3月24日 17時) (レス) @page28 id: 3710f78061 (このIDを非表示/違反報告)
楠木 帝(プロフ) - えむたさんへ.....ありがとうございます (3月24日 14時) (レス) id: cf0d72afbe (このIDを非表示/違反報告)
えむた(プロフ) - たまらないです！！ (3月24日 8時) (レス) @page21 id: 2c8060619c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楠木 帝
| 作成日時：2024年3月23日 20時
