任務 ページ7
くうたside
「お前らと同じように、小枝族がギルファー団に研究の材料として使われているらしい。幸いここからそう遠くない」
僕達と一緒……
早く助けないと！
「着いてこい」
「はーい！」
僕達はしばらく森を走る
本当に僕は役に立てるのかなぁ……
「着いたぞ」
お姉ちゃんが足を止めた先には、僕らがいた研究所と似た建物があった。
「……ここは前と違って守りが頑丈だな…………」
僕らはしばらく周りを探索した。
「お姉ちゃん、ここから行けないかな？」
僕はひび割れた壁を見つけた。
「おっ、よくみつけたな……そうすけやってみるか？」
「はい！」
そうすけは壁を見つめ、体勢を整えた。
「とぉりゃぁぁぁ!!!!!!」
そうすけは壁を思いきり蹴る。
壁は粉々になった。
「よくやった、行こうか」
お姉ちゃんはそうすけを撫でる、そうすけは少し照れくさそうだ。
「…………！」
「どうしたのぉ、くうたぁ？」
僕は咄嗟に背後に向けて魔法を放った。
「うわぁぁ!!!!何故分かった!!!!!?」
「団員!? いつの間に……」
男はみるみる凍っていく
「助かった、くうた」
「うん！……でも、僕の魔法……殺しは出来ないんだ……」
「殺さないほうがいいよぉ？」
あいは指で作った丸越しに男をみている
「この人、嫌々ギルファー団に入ったみたいだからぁ、殺したらかわいそーじゃなぁい〜？」
「お前……そんな事も出来るのか」
お姉ちゃんは次に、僕とあいを撫でた。
なんか僕ら……
幼く見られてない？
続く
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作者名：結衣 | 作成日時：2019年1月14日 1時
