story7（轟side） ページ8
放課後。荷物を持って職員室に向かった。
体育館で練習できるか知りたくてな。
許可をもらい体育館へと向かう途中。教室に筆箱を忘れたのを思い出した。
教室へ向かう。扉を開け中に入るとAの机にバックが置いてあった。
まだ、いるのか。
なんで居るかは分からないが、恐らくお昼を買いに行っていて居ないのだろう。
筆箱を取りバックにしまう。
なんとなく、Aを待つことにした。
椅子に座り、一冊の小説を取り出す。
最近読んでいるのは、ミステリー＆恋愛
の小説。
親のお陰様で恋愛なんて分からないし、
あんな人を悲しませたり苦しめたりする個性婚やなんたらなんてしたくないからな。
挟んでいた詩織を取り出し本を読み始める。
分かることがある。
好き
この言葉は伝えるのが難しい言葉だと。
誰かを守りたいと思うこと。
恋愛
難しいものだと。
苦しいものだと。
この人と一緒に居たいということ。
告白
勇気がいるということ。
怖いということ。
苦しいということ。
心臓が締め付けられるような感覚があること。
この物語は謎が解ける事に、
犯人は愛する人の為に罪を重ねてきたことが分かる。
謎が全て解き終わると、見方を変えると愛する人に伝えたかった本当の言葉が分かるらしい。
今はそのラストシーン。
《貴方のことがずっと。過去も昔も未来も。ずっと、愛しています。》
本を閉じる。
机に突っ伏して考える。
俺は、今『恋』をしているのだろうか
『好き』な人は？
『ずっとそばに居たい』と思える人は？
まだ、分からない。
そう考えていると、教室のドアが開いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みき(プロフ) - ありがとうございます！更新速度が遅かったり......日によって駄作だったりするかもしれませんが......暖かい目で見ていただけると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2018年8月20日 17時) (
レス) id: 36e1edc774 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - ファンになりました。早く続きが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます。頑張って下さい。応援します。 (2018年8月20日 16時) (レス) id: 07de0b9a74 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こっぷの水滴 x他1人 | 作成日時：2018年8月16日 17時
