社畜少女がハンター試験を受けるらしいです［H×H］

作戦 ページ31

『どっ、ドラゴン！？』

「ガルルオーーン！！」

え、今回はカメレオン辺りだろうなって思ってたのに？

強さ的にはカメレオンの10倍はありそう！Aちゃん天才！

『ドラゴン君、こっち！』

ドラゴンを呼ぶと、器用にも片側の翼だけ高度を下げてくれる。

背中によじ登ると、ドラゴンは空中へと舞い上がった。よし！このままヒソカさんぶっ飛ばs

「ｸｸｸ、興奮させないでくれよ、♥」

『いやああああ！何この人気持ち悪い！！』

待って、このピエロかなりヤバイ奴だから！

興奮して股関って光るもんなの？光らねえよ！

『これ近寄りたくねえわってあれ？』

目の前の木の影に揺れ動く物体を発見する

あ、私いいこと思い付いちゃった

『ドラゴン召喚！ヒソカさんにアタック！』

「ねえ、なんか影響されてない？♠」

『なんのことでしょうかああああ！！！』

ズサアッ！

ドラゴンの翼が地面に擦れ、ヒソカさん目掛けて突進していく

が、おっと。とヒソカさんは華麗にドラゴンを避けてしまう

「ｸｸｸ♣」

『油断禁物ですよ、一応念能力者なんですから！』

次の瞬間、私はドラゴンから飛び降りてヒソカさんに飛び付く

『とあっ！』

「ん？」

予想外だったのかヒソカさんは一瞬停止している。はっ、ざまあ。え？念関係ない？

守りの緩んだ腕からドラちゃんを剥ぎ取って地面に転がる。

『ポチ！パスっ！』

「くあーーー！」

予想通り飛来してきてくれたポチにドラちゃんを投げて渡す

木の裏の揺れ動く影の正体は、ポチ！

きっとヒソカさんから逃げて私が来るまでタイミングを図っていたのだろう

よし、このまま私も逃げ……

『痛っ！』

ドサッと物が落ちるような、嫌な効果音に続いて、ぐるりと回る視界。


「残念でした♥ダメだよ、A。自分の身も考えなきゃ」


冷や汗の流れる背中に、草の感触を感じた。




￣￣￣￣￣￣￣

『え？ドラゴンの無駄遣い？あはは、いやそんなこと、、』

感謝→←フェンリルは誓う

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す