湿原 ページ27
「二次試験会場へ行くには、ここ、ヌメーレ湿原を通らなければいけません」
生暖かい風が頬を撫でていく
受験者が外に出ると、サトツさんが説明を始めた
「ここにいる動物達、そのすべてが人間を欺き食糧とする、狡猾で貪欲な生き物です」
「充分注意してついてきてください。騙されると死にますよ？」
『ポチ、ドラちゃん危ないからこっちに来なさい！！』
私１番最初にこの湿原のモンスターに喰われる自信あるから！
慌てて2匹を呼び寄せた瞬間、前方の草むらが大きく音を立てる
ボロボロの胡散臭そうな男が、傷だらけで姿を現した。
「そいつは嘘をついている！俺が本物の試験官だ！」
え？なんだって？俺が本当の試験官もどき？
なにいってんだこの人
「そいつはこの湿原に住むヌメーレ猿だ！」
男がサトツさんを指差す
『なになに？ケンカ！？』
あー、気に入らない奴に猿とかゴリラとかいってあだ名つける中学生的な？
いや、ヌメーレって可哀想だなヌメーレって
喧嘩を売られているサトツさんは、無表情だ
そこは「このゴンザレス！」って返さなきゃ！
「A、ちょっとごめんよ♦」
突然ヒソカさんが私を地面に下ろす
思っていなかったタイミングでの解放に、私は驚いてヒソカさんを見上げる
『え、どうしたんですか。』
「いつでも運んであげるから♣」
いや、要らないです。と返す間もなくヒソカさんがトランプを出す。
『ちょ、何するつもり…』
トランプは男へ真っ直ぐに飛んでいく。そしてもう数枚はサトツさんへ……
『ギャー！！このバカピエロ！サトツさんに何してるんですか！？』
私はサトツさんの悲惨な現場を想像して立ち上がり、思わず隣の人の腕にしがみつく
「フフ、成る程ね。これで決定。そっちが偽者だよ♥」
ヒソカさんが無惨な死体となった試験官もどきを指差している。可哀想に、こんな形で……
サトツさんは！？大丈夫？
恐る恐るサトツさんの方を確認すると……
思いっきり余裕でトランプを受け止めて立っていた
￣￣￣￣￣
『確か山田って社員旅行でパスポート忘れてあだ名が無能班だったよね』
「お前はアメリカ人にCan you speak English？って聞いてレボリューションって呼ばれてたな」
「先輩、良かったですね。革命ですよ革命。」
『違うの！倉橋ちゃん！私は英語が話せませんって言うつもりだったの！』
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shela(プロフ) - さん» 教えてくださってありがとうございます〜！ (2022年8月13日 21時) (
レス) id: 9d22579331 (このIDを非表示/違反報告)
- ページ37の勘違い、事業説明してます… (2022年4月29日 11時) (レス) @page37 id: a8792a9d0d (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - momoさん» コメントありがとうございます！とりあえずヒソカのリクエストがあったのでヒソカオチは必ず書きます。リクエストがあったキャラは全員分岐として書いていく予定です！後は続編で登場するルイスぺトロと私が書きたいキャラ達も入れます！あやふやでごめんなさいm(_ _)m (2019年2月16日 22時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 落ちは誰ですか？ (2019年2月16日 21時) (レス) id: 3eab5fcd02 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - アルテミスさん» 読んでいただき、さらにコメントまでありがとうございます( T∀T) 私なんかの作品で笑っていただけるなんて嬉しいです！嬉しさのあまり現在進行形で三点倒立しております！更新、頑張りますねっ(*≧ω≦) (2018年6月18日 22時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shela | 作成日時：2018年6月11日 19時
