弱点 ページ25
ダッダッダッダッ
回りから聞こえる足音
上を見れば、ヒソカさんの端正なお顔。
見渡せば、遠慮の無い視線をビシバシ私にぶつける受験者のみんな!こーんにーちはー!
『で、ヒソカさん。なんでさっきから無言なんです?』
「いや、Aの恥じらうところをみたいなって♦」
少しぐらい赤くなっても良くない?とヒソカさんがただでさえ近い顔を近づけてくる
赤くなるどころか体がここまで近くても体温を感じないこの状況が不思議すぎて寒気すらするんだよね
『誰がトランプで人の腕切り落とす人に胸キュンするんですか』
「ふ〜ん♣これでも?」
クスクスと笑うヒソカさんと一瞬で顔面の距離が数センチになる
え?何待って
『ぎいやああ!おわあああっ!ちょ、とやめ』
「耳、ね♥」
「何してるんですか!」
「イタズラ?」
このピエ、、、!これじゃクリスマスの日付間違えてるただの痛々しいリア充じゃないか!
てめえだけ末永く爆発してろ!
「ワンワンワンッ!!」
『ほら、方向性がおかしいぞってドラちゃんも抗議してますよ?』
だから離せこの爆発男。魚のようにジタバタと手足を振り回す
『え?筋肉鉄ですか?』
なにこの腕。びくともしないわ。
「暴れると危ないよ?♦」
フフ、と危ない笑みを浮かべるヒソカさん。
うわ気持ち悪い。おばあちゃん、助けて。可愛い孫がどこぞのピエロに食われるよ。
これはおばあちゃん秘伝のプレーンバスターを使うときか
『くらえ!プレーンバスター!!』
体制から考えて出来るはずもない技をくらわせようと腕を振り回してみる
が、ヒソカさんは涼しい顔で私の腕を静止させる
「ねえ、Aって彼氏いるの?♦」
『突然ですね!?いるように見えます?』
「なんで、可愛いのに♥」
告白しよう。私の人生で色恋とか山田の間接キスぐらいだ。
いや、だからね、ストレートなのには弱いの。分かって?
『……はい?』
「え?」
ヒソカさんの言葉に、無意識に顔に血液が集まるのが、自分でも分かった。
 ̄ ̄ ̄ ̄
『ったく、ヒソカさん!貴方のせいでキャラがお空に飛んで行きかけたでしょうが』
「Aの弱点は……♦」
『ああああああ!黙れ!シャラップ!お口ミッ○ィー!』
314人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
shela(プロフ) - さん» 教えてくださってありがとうございます〜! (2022年8月13日 21時) (レス) id: 9d22579331 (このIDを非表示/違反報告)
- ページ37の勘違い、事業説明してます… (2022年4月29日 11時) (レス) @page37 id: a8792a9d0d (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - momoさん» コメントありがとうございます!とりあえずヒソカのリクエストがあったのでヒソカオチは必ず書きます。リクエストがあったキャラは全員分岐として書いていく予定です!後は続編で登場するルイスぺトロと私が書きたいキャラ達も入れます!あやふやでごめんなさいm(_ _)m (2019年2月16日 22時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 落ちは誰ですか? (2019年2月16日 21時) (レス) id: 3eab5fcd02 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - アルテミスさん» 読んでいただき、さらにコメントまでありがとうございます( T∀T) 私なんかの作品で笑っていただけるなんて嬉しいです!嬉しさのあまり現在進行形で三点倒立しております!更新、頑張りますねっ(*≧ω≦) (2018年6月18日 22時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:shela | 作成日時:2018年6月11日 19時