酒場 ページ3
『やっと終わった...』
大量の書類を片付けた私は、電車に揺られていた。
段々とヨークシンシティのネオンが遠ざかる
車内を吹き抜ける風は生暖かい
「次はゼアルブルク〜お降りのお客様は…」
冷たい潮風が通るホームを抜けて、豪快な笑い声で賑わう港を横切る。
ヨークシンシティから5駅ほど離れた港町。ゼアルブルクは、世界中の商人や船乗りが集まる活気あふれた街だ。
そんなゼアルブルクの、賑わう宿屋街の中心の酒場。ここに私は祖母と二人で住んでいる
酒場の扉を開けると、調子の良いケルト音楽が漏れだした
『おばあちゃ〜ん♪ただいまぁ愛してるう』
「きっもちわるい孫だねえ」
孫の美麗さについツンデレ癖でもでてしまったかこの婆さん。こちらは正直に言わせてもらう
『そこのオバタリアン、まかないはあるかい？』
「分かった。まかないは無しか」
『まって、ごめんって』
あわててエプロンを取ってオーダーの仕事を開始する
ここでも私は社畜か。
ああ、無情。
『ビール2！はーい了解でーす！イエーイ！お姉さんパリピだね〜フゥー』
「こら！なんていう態度だ！」
いやー、お客さんが楽しそうだとこっちも気分が高揚しちゃって
『あだ名がレボリューションの私が通りまーっす！盛り上がって行きましょー』
「何言ってんだいバカ孫め……てまさかあんた酒のんだんじゃ」
まぁ仕事帰りの1杯は白身魚を相棒にするのが習慣でして
ガラランッ
キレたおばあちゃんが私にプレーンバスターをくらわせようとしたところで、
突然お客さんの視線が入り口に集まる。
「ブルーキュラソー♦」
『え？店頭で注文するスタイルですか？』
置いてたかな、そんな色つきキュラソー。え、ショットグラスで出していいのそれ？
入り口の方は近づこうとして思わず足を止める。赤髪に鋭い金色の目。
頬に描かれているのは、星と涙のマーク。奇抜なんて言葉じゃ足りない。
「あれヒソカだよ。お店変えよう？」
お客さんの誰かが囁く声がした
人気者なのかな?いや、悪い意味で。これは、なんとしてでも店から出てもらわなければ
『お客さん。コ○ケ会場ならアベニューの左にあります！それ、今流行りのドキドキピエロきゅんですよね！』
始発ダッシュしたいなら最寄り駅で朝まで待ってね！
……ノってくれ、お願いだからノッてくれ
_________
『ピエロと幼女が沢山出てくるって設定のアニメにしよう。人気が出そうだ』
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shela(プロフ) - さん» 教えてくださってありがとうございます〜！ (2022年8月13日 21時) (
レス) id: 9d22579331 (このIDを非表示/違反報告)
- ページ37の勘違い、事業説明してます… (2022年4月29日 11時) (レス) @page37 id: a8792a9d0d (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - momoさん» コメントありがとうございます！とりあえずヒソカのリクエストがあったのでヒソカオチは必ず書きます。リクエストがあったキャラは全員分岐として書いていく予定です！後は続編で登場するルイスぺトロと私が書きたいキャラ達も入れます！あやふやでごめんなさいm(_ _)m (2019年2月16日 22時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 落ちは誰ですか？ (2019年2月16日 21時) (レス) id: 3eab5fcd02 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - アルテミスさん» 読んでいただき、さらにコメントまでありがとうございます( T∀T) 私なんかの作品で笑っていただけるなんて嬉しいです！嬉しさのあまり現在進行形で三点倒立しております！更新、頑張りますねっ(*≧ω≦) (2018年6月18日 22時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shela | 作成日時：2018年6月11日 19時
