白猫 ページ18
『へえー、受験者多いね〜』
「くあー」
ポチが私に相づちを打つ。本当に賢いなこの子
人の多い所では、ジュースを配っている人もいるみたいだ
いやー、太っ腹な人だなあ
ぐへへ、ちょっと便乗しちゃお
『ポチ、高度下げて!』
ん?今更気づいたんだけどみんなこっち見てない?
え、私そんなに可愛いかな
「きゃんっ」
ドラちゃんが私の腕から飛び出して、ジュース配りの方へ走っていく
私も降りて後に続くと、ポチが肩にとまる
「あ、有名人のねーちゃんじゃねえか」
『はい?』
ジュース配りに近付くと、思いがけず先に声をかけられた
「ヒソカの連れだってのも変わってるしなあ。ちっちゃいハスキー犬とやたらでかい鷲も連れてるし。あ、俺はトンパだよ、ジュース飲むか?」
『あ、ありがとうございまぁーす?』
え?私ってそんなに目立ってた?回りを見渡してみる。
バシッバシッ
目が合うねえ皆さん
『これ終わったわ』
「ハハハ!そんぐらいが丁度良いだろうよ」
いや、ここでも電波って呼ばれるよこれ。
「あ、俺用事があるからな」
じゃ!また会おうな。とトンパさんはひらりと人混みの中消えていってしまう
『いやー、良い友達出来たわ』
一人になったので貰ったジュースの缶を開けてみる。炭酸の抜ける音が弱いような気がするけど
『ポチとドラちゃんも飲みたい?』
「ワンッ!」
「クアッ!」
よーしよーし、お飲のみ〜
「いーただき!」
『ドラちゃんが喋った!?』
え、嘘。慌ててドラちゃんを持ち上げる
「今の俺なんだけど?」
『え!ドラちゃん一人称俺なの?』
ドカッ
『ぐはっ!』
真横から急に衝撃を受けて横を見ると、そこには私のジュースをカラカラと振る銀髪美少年
「ジュース、あ、り、が、と♡」
『ええ!?』
盗られたの全然気づかなかったっていうか誰?この美少年
「でも飲まなくて良かったな、これ。下剤入りみたいだよ?」
『えっ?トンパさん??』
ちょっとなにしてくれちゃって
『って君飲んだの!?』
今更かよ、と銀髪少年が欠伸する。
「俺は毒とか平気だし。それよりあんた、名前なんていうの?」
『A=シャルロン。』
「ヒソカの彼女なんでしょ?」
『ありえんわ』
なんて物騒な噂。広めた輩は何処だ捻り潰してやる
「え、違うの?つまんねぇ。じゃあさ、その鷲触らせてよ」
『あ、いいよー。おいで!ポチ』
「ポチ?笑」
『早速やっちまった』
 ̄ ̄
『ちょっと名付け親出てこい、弁解してくれ』
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shela(プロフ) - さん» 教えてくださってありがとうございます〜! (2022年8月13日 21時) (レス) id: 9d22579331 (このIDを非表示/違反報告)
- ページ37の勘違い、事業説明してます… (2022年4月29日 11時) (レス) @page37 id: a8792a9d0d (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - momoさん» コメントありがとうございます!とりあえずヒソカのリクエストがあったのでヒソカオチは必ず書きます。リクエストがあったキャラは全員分岐として書いていく予定です!後は続編で登場するルイスぺトロと私が書きたいキャラ達も入れます!あやふやでごめんなさいm(_ _)m (2019年2月16日 22時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 落ちは誰ですか? (2019年2月16日 21時) (レス) id: 3eab5fcd02 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - アルテミスさん» 読んでいただき、さらにコメントまでありがとうございます( T∀T) 私なんかの作品で笑っていただけるなんて嬉しいです!嬉しさのあまり現在進行形で三点倒立しております!更新、頑張りますねっ(*≧ω≦) (2018年6月18日 22時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shela | 作成日時:2018年6月11日 19時