社畜少女がハンター試験を受けるらしいです［H×H］

ネーミング ページ12

ポチか、ドラ？

凄いな、ドラちゃんとか種族を全く無視したネーミングセンス。

流石私のおばあちゃんだわ

『ヒソカさん決めていいですよ』

ヒソカさんの方を見ると、小首を傾げて考えている

誰だこのイケメン


待つこと数分。そろそろ決まったかな

「ドラちゃん、こっちにおいで♥」

ヒソカさんが長い両手を広げてハスキー君に微笑む

「キャンッ」

『結局わんちゃん、名前ドラちゃんにしたんだ』

まあ、可愛いし納得だね

「ポチ、おいで♥」

「クアッ」

『え！？そっち？そっちにしたの？ポチを？』

え？ポチって鷲の名前にも適用すんの？え？おばあちゃんそういうつもりだったかな？え？

『ヒソカさん、やっぱ反対にしません？』

今度はドラちゃん、と鷲の方に声をかけてみる

「ぐえっ、ぺっ！」

『え？唾はきましたよこの子、ねえヒソカさん？』

「ｸｸｸｸｸ♠」

このピエロ、、、っ

まったく、人の前で呼ぶのはずいじゃん

『ん？ていうかなんでポチは念に戻らないの？』

ドラちゃんは私が無意識に呼び出したし、普通のペットになっちゃうのは何となく理解できたけど。

なつかれたかな？、、それだったら凄いよね。鷲になつかれる人とかいるのかな

『それでも私が遠吠えして意図的に呼んだ子が普通のペットみたいになるのは初めてですね』

「え？遠吠え……」

あ、私口軽い。

「ｸｸッ想像したら、ｸｸｸ」

ヒソカさんがツボっている
失礼なピエロだな。海に突き落としてやろうか

ジジッ

腹立たしく思っていると、フェリーのメガホンからノイズが流れる

「まもなくこのフェリーは港へ到着いたします」

「お忘れものが無いよう、お気をつけください」

「着くね。これで会場の入口、探せるよ♦」

『へ？入口？』



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『そういえば試験のことなにも聞いてなかった』

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