第246話 死の捏造 ページ15
貴「新一は蘭ちゃんを連れてホテルに向かって10億円の回収をお願い」
コ「雅美さんは！」
貴「それは私が受け持つ。こっちは心配しないで」
コ「……分かった…」
貴「頼んだわよ」
そう言うと新一は駆け出した
完全に姿が見えなくなったのを見て私は明美に声をかける
貴「ふぅ…、さてと明美さん。もう少し時間くださいね」
私はそう言って明美が倒れている姿を写真に収めていく
貴「もう大丈夫ですよ」
明「貴方がAさんですか？」
貴「はい。対面で会うのは初めてですね。私が月詠Aです」
明「びっくりしちゃいました。あのボウヤ達が来るもんだから。あの子達と知り合いだったんですね」
そう言いながら血塗れの明美は起き上がる
貴「あの子達が私の弟と妹ですよ」
明「！そうなんですね…」
貴「とりあえず物陰にいてください。服とビニール袋持ってくるので。流石にその姿じゃ目立ちますしね」
明「分かりました」
私は車に服とビニール袋を取りに行き、明美に着替えてもらう
その間に私は血糊を拭き取った
貴「あとは明美さんの血を少しもらえますか？」
明「血ですか？」
貴「血を採取したというテイで鑑識に提出しないとなので」
明「分かりました」
貴「指切るくらいで大丈夫なので」
そう言ってカッターを渡し、少し指を切ってもらう
ポタポタと血が垂れ出しコンクリートを点々と赤く染めていく
そこから私は綿棒で血を取り、袋に入れ、明美の指紋がおそらくついているであろう拳銃もハンカチで持ち、袋に入れた
明美の指には絆創膏をきちんと貼っておいた
血糊が付いた服などもビニール袋に入れ、明美を乗せて車を出した
貴「これで奴らは貴方が死んだと思うはずです。迫真の演技でしたよ」
明「そ、そんなことないですよ！」
貴「大丈夫ですよ。たぶんあの子達も信じてくれたと思いますし。拳銃とこの血のついた綿棒と写真は知り合いの鑑識に提出するので広田雅美は死んだことになると思いますよ」
明「そうですか…」
そう話していると新一から連絡が来た
貴「ちょっと失礼しますね。どうしたの？」
断りを入れてから電話に出る
コ「姉さん、雅美さんは…」
貴「救急車もあの後来たけど手遅れ。それに今回のことは自さつということで処理されることになったわ。あそこには監視カメラも無かったし、仕方ないでしょうね…」
コ「そうか…。ありがとな」
貴「大丈夫よ。また何かあったら連絡ちょうだい」
コ「ああ」
そうして電話は切れた
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景璃(プロフ) - こんばんは。初めまして。素敵な作品をありがとうございます。また、オチの事前提示ありがとうございます。赤井さん落ち頑張ってください。また、いつか見にこさせてもらいます。 (2023年2月25日 17時) (
レス) @page50 id: b555acc3f2 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - こんにちは。はじめまして茜です突然ですが私小説書いてます見てください赤井「氷桜疲れたら休め無理はするな小説楽しみにしているぞ応援している」 (2020年7月26日 14時) (レス) id: 61aa20e41a (このIDを非表示/違反報告)
氷桜(プロフ) - 紗那さん» こんばんは。初めまして。題名に惹かれてきてくれたんですね！ハマってくれて嬉しいです！まだまだ長編になる予定ですがこれからも当作をよろしくお願い致します！ (2020年7月25日 18時) (レス) id: 9e578cbde3 (このIDを非表示/違反報告)
紗那(プロフ) - こんばんは。初めまして、題名が気になって読んだのですが、面白くてハマりました(^^) 落ちアンケートはまだ大丈夫でしたら、赤井さんでお願いします(^o^) 続きを楽しみにしてます。 (2020年7月25日 3時) (レス) id: fa79a8dffc (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 氷桜さん» 警察学校組みが全員救済…って言うのが！もう最高！ それ以上に赤井さんオチ…。早く続きがみたいですw 頑張って下さい！ (2020年7月21日 1時) (レス) id: d86fd8d418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷桜 | 作成日時：2020年7月14日 15時
