【名探偵コナン】月の巫女 Part4 (ページ49)

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第185話シャロン・ヴィンヤードページ49

貴方Side

有「ありがとうラディッシュ！助かったわ」

ラ「いやいや。お礼を言うのは相手が違う...」

するとラディッシュ警部の声が変わり...

シ「私にしてくれない？このシャロン・ヴィンヤードにね」

貴(！)

そこにいたのはラディッシュ警部の変装マスクを取ったシャロン・ヴィンヤードだった
以前から怪しいと思っていたのもあって肩に力が入る

何でもさっきの警官は彼女のファンだったらしく、私達を待っている間、立ち話をしていたら有希子さんの車がもの凄いスピードでこっちに向かっていると無線が入ったらしい
彼女は機転をきかせて変装をしてくれたというわけだった
そして蘭ちゃんはアメリカの大女優が目の前にいることに大興奮だった

蘭「ニューヨークでこんな有名人と会えるなんて！神様に感謝しなきゃ」

シ「この世に神様なんているのかしら？」

蘭「え？」

シ「本当にそんな存在があるのなら一生懸命生きている人は誰も不幸にはならないんじゃない？そう...。私にエンジェルは微笑みかけてくれなかったもの...。一度もね」

とシャロンは哀しい笑みを浮かべて話していた

蘭「ど、どういう意味ですか？エンジェルが微笑みかけてくれなかったって...」

有「それだけ苦労しているって事よ！ねぇ、シャロン？」

シ「ええ」

シャロンは自分に起こった不幸な事を上げていった
そしてそろそろ楽屋の方へ行こうという話になり私たちは車を降りた

楽屋に行くと今回、舞台に出る女優さん、リラ・サンチェスさん、アカネ・ニールセンさん、ローズ・ヒューイットさん、イベリス・ハミルトンさんがメイクアップも完了した状態でそこにいた
そしてこの劇団に金色のスプレーでコーティングされた林檎が動物の血で書かれた「最も美しい女性へ」というメッセージとともに3日前に送られて来たらしい

貴(この楽屋に入った瞬間何か雰囲気が暗いと思っていたけどそのせいだったのね...)

そんな話をしているとこの劇団のトップスター、ヒース・フロックハートさんが入ってきた
彼は今日が最後の舞台らしい
そしてリラさん、アカネさん、ローズさんと話しているヒースさんをイベリスさんが睨んでいた

貴(何かヒースさんとあるのかしら？イベリスさん)

と疑問に思いながらも私達は舞台裏に案内された

舞台裏を見ていると衣装が上に吊ってあるのを見つけた
場所をとるから上に吊っているのらしい
するといきなりビン！と音がした

貴(ん？今の音)

すると上からいきなり鎧が降ってきた