【名探偵コナン】月の巫女 Part4 (ページ5)

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第142話久々の帰宅ページ5

一段落して携帯を開くと

貴「……すごい数」

陣平と美和子から電話の嵐
メールの方には美和子からは

『同期ってどういうことですか？！』

ときていて、陣平からは

『無理だな。それと後輩って誰だ？』

ときていた

貴「陣平、即答…。…明日、説明も兼ねて会いに行くか…」

明日は夜から組織の仕事しかない
お昼は時間に余裕がある

正直今回の予知夢は対策が立てやすいから助かった
先に私が米花中央病院の爆弾を解体してしまえばいいだけだ
何も事前に準備することはない

2人には『明日そっち行くね』とメールを送って私は再び仕事に戻った

翌日
警察庁から朝帰りした私は寝る間もなく、新一のお弁当と朝ごはんを作って新一を起こす

貴「新一、起きなさい！」

新「あ？姉さん、帰ってきたのか…」

貴「さっきね。ご飯とか出来ているから早く食べちゃって。私お風呂入ってくるから」

新「あいよー」

そう言って寝ぼけた新一はベッドから出てきた
それを見て私は脱衣所へ
服を脱いでいるといきなり扉が開く
そこには目を擦っている新一

新「…え？姉さん？なんでここに…」

貴「お風呂入るって言ったじゃない」

新「………失礼しました！！！」

新一は完全に目が覚めたのか顔を真っ赤にして勢いよく扉を閉めた

貴「本当に聞いてなかったのね…」

そんなことを気にせず私はお風呂に入った

お風呂から上がると新一はご飯をもぐもぐと食べていた

新「あー、姉さん、悪かったな」

貴「いいよ、別に気にしてないし」

私も自分の朝ごはんを取ってきて食べる

貴「受験勉強順調？最近帰って来れてないから分からないけど」

新「志望校は帝丹高校の予定だから余裕さ」

新一も今や中学3年生
受験生である

新「そうだ！今度蘭の空手の試合があるんだ！見にこいよ！」

貴「行けたら行こうかな～、最近行けてなかったし」

新「蘭も喜ぶな」

貴(蘭ちゃんを喜ばせるのが目的か…)

貴「それで、新一、もう少しでその蘭ちゃんが迎えにくる時間じゃないの？」

今の時間は7:55
もうすぐ登校の時間だ
それなのに新一はまだパジャマ姿
私がお風呂に入っていたから顔とかも洗えてないだろう

新「ヤベっ！ゆっくりしすぎた！食器ここ置いておくな！」

貴「はいはーい」

新一が階段を駆け上がっていく音が聞こえる

貴「全く、騒がしいな…」

貴(まあでも、悪くないわね…)

そう思いながら私はご飯を食べ終えて、食器を片付けはじめた