【名探偵コナン】月の巫女 Part4 (ページ34)

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第170話新一Side&明美Side ページ34

新一Side

学校から帰って来てみると姉さんが誰かと電話をしていた
「静かに」と合図をして来たので俺はいつも通りシャワーを浴びに廊下に出ようとすると同時に姉さんの声が聞こえた

貴「そうです。初めまして。宮野明美さん…」

そこで扉閉まり声は聞こえなくなった

新(宮野明美…、誰だ？)

と思ったが

新(まあ、いいか。どうせ仕事関連だろ)

と思い、俺はお風呂に向かった

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明美Side

志保を守ってくれると約束してくれたことに酷く安堵した

貴「ふふっ、安心していただけたようで何よりです。顔が見えないのも不安だと思うので近々会いますか？」

とAさんは提案してくる
でも私の中でAさんへの不安は無かった

明(だって…、大くんがあんな目をする人だもの)

私はあの日のことを思い出した

大くんから別れを告げられたあの日

赤「…俺を引き入れた元になったお前は命を狙われるかもしれん。それは悪かったと思っている。俺は明日の任務以降、アメリカに帰ることになるだろう。お前のことを利用しておきながら俺のせいで殺されそうなお前を守ってやれない」

明「…」

私は黙って大くんの話を聞いていた

赤「だが、他に守ってくれるやつがいる」

明「他？」

思わず聞き返す

赤「ああ。つい先日お前のことを話したら快く承諾を貰った。そいつは俺の幼馴染で技量の保証もできる。日本の警察官だ。俺よりも頭も切れるし体術も射撃もできるやり手だ。あいつなら必ずお前を守ってくれる。だから、心配するな」

大くんの目はその幼馴染への絶対的な信頼が現れていて、その目を見て私はその人のことも信じることを決めた

明(大くんのあの目を見た時に私もこの人を信頼すると決めたんだ)

明「いえ、もう信頼してますから。それに大くん言っていましたから。俺の幼馴染は俺よりもやり手で凄いやつだって」

と答える

貴「そんなこと秀一、言っていたんですね…」

明「はい。とても信頼しているみたいでしたよ」

貴「…そうですか……」

少しAさんの声が柔らかくなった気がした
信頼されていると知って嬉しかったのだろうか？
と思っていると

貴「では、おしゃべりはこれくらいにしておいて。何かあったらこっちからも連絡します。明美さんも何かありましたら遠慮なく電話でもメールでもしてくださいね」

とAさんが話を切り上げる

明「はい。分かりました」

貴「では、また」

その言葉を最後にAさんとの電話は切れた