【名探偵コナン】月の巫女 Part4 (ページ23)

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第160話連れて行きたい場所ページ23

翌日
今日は平日なので新一をいつものように送り出して、自宅に戻る
あまりこっちに帰れてなかったので家を掃除しているとあっという間に10時

そこから服を選んだり、メイクをしていつも通りにブルームーンストーンのネックレスを付ける

少し待つとピンポーンとチャイムが鳴る

貴「はいはーい」

扉を開けるとそこには秀一の姿

赤「久しぶりだな」

貴「久しぶり、髪伸びたね」

赤「まあな。それでどこ行くか決まったか？」

貴「決まったよ？じゃあ行こうか」

赤「ああ、車のキー貸せ」

私が運転する気だったのだが、どうやら秀一が今日は運転してくれるらしい
あの黒のシボレーは今日は乗ってきてないらしい
それもそうだろう
少し前にアメリカからこっちに来たというテイなのだから

私は車のキーを秀一に渡して助手席に乗り込む

貴「行って欲しいのはここ」

私はカーナビに住所を打ち込んだ
私はかなり行く場所だが、秀一は初めて行く場所
ナビは必須だろう

赤「了解」

そして秀一は車を発車させた

ついた先は遊園地などのお出かけスポットではない

貴「…お母さんとお父さんに会って欲しくて」

そう
お母さんとお父さんのお墓のある場所だ

秀一もお母さん、お父さんとは会ったことあるし、お母さんは秀一のことを可愛がっていた

赤「…そうか、ここにあの人達が眠っているのか…」

貴「うん」

私達はお墓を綺麗にして花を添える

貴「お母さん、お父さん。今日は秀一を連れてきたよ。久しぶりだよね。何年ぶりかな？前は髪短かったのに今はこんなロン毛になっちゃってさ」

赤「おい」

秀一の声が聞こえたけど無視だ無視

貴「でも、小さい頃もカッコ良かったけどもっとイケメンになったでしょ？ただね、タバコ吸ってるんだよ。しかもヘビースモーカー。身体に悪いからお母さんとお父さんも反対だよね？いやでもお父さんはタバコ吸っていたから秀一の気持ち分かるのかな？」

赤「…」

貴「…ほら、秀一からも話してあげなよ。久々に会ったんだからさ」

赤「…ああ」

そう言うと私はお墓の前から退いて秀一のスペースを作る

赤「百合さん、隼人さん、お久しぶりです。覚えているか分からないですけど」

と秀一は話始める

赤「俺、FBIになったんです。今日はたまたま日本に来ていてAが俺を2人のところに連れてきてくれたんです」

と私の方をチラッと見る

赤「離れていますが、あの時の約束ならきちんと守るので2人は安心していてください」

と秀一は言った