【名探偵コナン】 月の巫女 Part3

第97話 ターゲット ページ6

今回の私の任務は狙撃任務のためここからはライフルを受け取るためにベルモットとタクシーでこっちにいる組織の人間と落ち合う場所へ行く

タクシーに乗って約30分後目的地の手前に来ていたのでそこで降り、そこからは徒歩で移動する

少し歩いて人通りの少ない路地に入り、ライフルの入ったケースを受け取った

ベ「これで準備は完了ね。FBIの本部に登庁する所を狙うからまたタクシーで移動よ」

貴「ここから何時間くらいで着くの？」

ベ「約1時間くらいかしら？」

貴「了解」

そして約1時間後
私はFBIの本部から800ヤード程離れたビルの屋上にやってきた
あれから狙撃練習をしていると私の限界は900ヤードということがわかった
ベルモットはターゲットを確認するためにFBIの警備員に変装して門にいる

現在の時間は8時
ちょうど社会人の人達が出勤をする時間帯だ

私はライフルを構えてターゲットが来るのをじっと待つ
しばらくすると

ベ「ターゲットが門を通ったわ」

との連絡が来た

貴「了解」

私は門から本部に続く扉までの数メートルの間にターゲットを狙撃しなければならない

貴(……今回はベルモットの監視がある…本当は逃がしたいけど逃がせない。ごめんね、秀一...。貴方もごめんなさい…)

ターゲットと秀一に心の中で謝罪する
スコープにターゲットが入る
彼の仲間を殺してしまう罪悪感を感じながらターゲットの頭に銃弾を打ち込んだ
その弾は見事に命中し、ターゲットは血を流して倒れた

貴「狙撃完了」

ベ「こっちも死亡を確認したわ。そんなことよりもロゼ！急いでそこから離れなさい！FBIのことだからすぐその場所が狙撃場所だと踏んで追ってくるわ！」

貴「了解！」

私は急いでライフルを片付け、階段を駆け下りる

「待て！」

貴「！」

貴(来るの早すぎ！優秀な証拠だろうけど！)

ビルを出た直後の所をFBIに見つかったらしく道を駆け出す

貴「ベル姉！FBIに見つかった！バレると厄介だから通信は切るよ！そこら辺の車でも盗んでGPSを頼りに迎えに来て！」

私はあえてベルモットのことをベル姉と呼び、迎えに来てくれるように頼む
こう頼めばベルモットは必ず迎えに来てくれると思ったから

ベ「分かったわ！必ず貴方を迎えに行くわ！」

ベルモットの返事を聴くと通信機を切って逃げることに集中する

まず追って来たFBIを角を使って待ちかまえてから鳩尾に拳を入れて気絶させる
正面からやってきたFBIは蹴り倒す
そこから路地を使って上手く追っ手を撒いた

第98話 最悪の再会→←第96話 アメリカへ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す