第137話 年末並みの大掃除 ページ47
数分車を走らせると研二の家に到着した
駐車場に車をとめて、部屋に入る
貴「お邪魔しまーす」
入ってみると陣平のおかげかまあまあ綺麗だったがそれは表面的な部分だけで棚の上などは埃が積もっていた
貴「よし、じゃあ、やりますか」
腕まくりをして、髪を纏めて、マスクをする
萩「そうだな」
髪はちょくちょく切っていたのか少ししか伸びてないように見えたがその少しが邪魔なようだったのでヘアゴムを貸してあげた
結っても似合うところは流石警察学校時代キャーキャー言われていただけある
貴「邪魔なら明日髪切って来なよ」
萩「そのつもり」
掃除道具は一式揃っているみたいで研二にははたきで上の埃を落としてもらうことにした
私は随分使っていないであろうお風呂とキッチン周りを掃除していく
食器を全て一旦洗い、食器棚を拭く
冷蔵庫、冷凍庫の中身は陣平が処理をしてくれていたのかコンセントが抜かれ、中身は何も入ってなかった。
貴(腐っているものとか無くて安心した…)
洗濯機も綺麗にしないと色々洗えないので洗濯槽クリーナーを入れて回す
布団を天日干しして、綺麗になった洗濯機で掛け布団やシーツ、枕カバーなども洗う
色々な場所を拭いていると雑巾が真っ黒になることは当たり前だった
貴(年末の大掃除並みね…)
そう思いながら何回も洗面所と色々な場所を往復した
数時間後
午前中からやっていたが既に夕方
研二が落としてくれた埃を掃除機で吸っていく
頑張ったおかげで部屋はだいぶ綺麗になったのでは?と思う
積もっていた埃は大方無くなり、キッチン、お風呂も綺麗になったし、布団も洗濯したから普通に寝れるだろう
基本的なところは綺麗にした
細かいところは明日から研二自身で掃除するだろう
その研二はというと今自分の車を洗車している
もうすぐ帰ってくるだろう
貴(そろそろ、帰らないとな…)
と思っているとガチャとドアが開く
萩「悪いな、月姫。部屋の中任せっきりで」
貴「いいのいいの。ただ、もう帰らなきゃいけなくて…」
萩「お、そうか。今日は忙しいのにありがとうな。送る…って言っても今日車だったな」
貴「ふふっ、ありがとう。気持ちだけ貰っておく」
萩「……今度はいつ会えるか分からないけど頑張れよ。それとちゃんと寝ろ」
どうやら寝不足なのは見破られていたようだ
貴「!うん、ありがとう。研二も現場復帰頑張ってね」
萩「心配無用、すぐに復帰するさ」
その言葉を聞いた私は研二の家を後にした
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星霜 氷翠(プロフ) - 今更って感じですが映画でコナン再熱しまして、、このお話本当に面白いです!最終話まで見させて頂きました!私は赤井さん落ち希望です!これからも頑張ってください!応援しています! (5月1日 13時) (レス) id: 216ec87551 (このIDを非表示/違反報告)
未歌 - ◎ (7月16日 15時) (レス) id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 面白いです! 頑張ってください。 (7月16日 15時) (レス) @page50 id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
零綺 - 松田落ちがいいです (2023年4月30日 12時) (レス) @page50 id: 37021c383d (このIDを非表示/違反報告)
揚羽(プロフ) - とても面白いです! これからも応援しています!! (2022年2月27日 18時) (レス) @page16 id: 43ee21866f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷桜 | 作成日時:2020年5月28日 16時