第135話 工藤夫妻ロサンゼルスへ ページ45
あの後は特に変わったこともなく普通にご飯を食べて帰った
そして数ヶ月後の夜
私は工藤邸に呼び出されていた
貴「お邪魔しまーす…」
有「Aちゃん!久しぶりー!」
ドアを開けた瞬間ギューっと抱きついてくる有希子さん
貴「うっ…」
このタックル並みの勢いの抱擁もいつぶりだろうか…
有「全然こっちに来てくれなかったから寂しかったのよ!」
貴「すみません、仕事が忙しくて…それで、有希子さん、今日はどうかしたんですか?」
と用件を聞く
有「あのね、私達ロサンゼルスに拠点を移そうと思ってるのよ〜。優ちゃんの執筆が忙しくてね。新ちゃんも連れて行きたいって思っていたんだけど離れたくない事情があるらしくて…。でも新ちゃんまだ中学2年生でしょ?少し心配だからAちゃんと暮らすのはどうかなって」
優「Aくんが一緒なら私たちも安心だからな」
離れたくない事情が蘭ちゃんのことだっていうのはすぐ分かった
貴(新一がここにいたいって言うなら全力でサポートするのみよね)
弟なのだから面倒を見るのは当然だ
貴「いいですよ?私も仕事とかで家に帰れない日とかもありますけどそれでもいいならですが」
有「ありがとう!助かるわ!」
貴「それでいつからロサンゼルスに行くんですか?」
有「明日からよ?」
貴「......また、急ですね」
有「Aちゃんに話すのが遅くなっちゃっただけで前から話は出ていたのよ?」
どうやら私がいないところで前々から話は出ていたらしい
新「俺、1人暮らしでも大丈夫だけど...」
新一が本を読みながら言ってくる
その本はもちろんシャーロックホームズだ
貴「料理とかできないくせによく言うわ。それとももしかして蘭ちゃんに毎日作ってもらうつもり?」
新「ち、ちげーよ!料理のことは.........何とかなるって思ってたんだよ」
新一は顔を赤くして反論する
可愛い奴め
貴「はいはい。言い訳はいいから。明日から私が親代わりってことだから何かあったら言ってね?」
新「分かったよ。よろしくな、姉さん」
貴「こちらこそよろしくね。新一」
優「それで今日は家族で夕食を食べに行こうってことになったんだが、この後予定は大丈夫か?」
貴「今日は大丈夫です」
有「ならAちゃんも一緒に食べに行きましょ!Aも私達の家族同然なんだから!」
貴「ありがとうございます!」
その後は久々に有希子さん達と夕食を食べ、有希子さん達は夜中のうちに空港へ行ってしまった
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星霜 氷翠(プロフ) - 今更って感じですが映画でコナン再熱しまして、、このお話本当に面白いです!最終話まで見させて頂きました!私は赤井さん落ち希望です!これからも頑張ってください!応援しています! (5月1日 13時) (レス) id: 216ec87551 (このIDを非表示/違反報告)
未歌 - ◎ (7月16日 15時) (レス) id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 面白いです! 頑張ってください。 (7月16日 15時) (レス) @page50 id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
零綺 - 松田落ちがいいです (2023年4月30日 12時) (レス) @page50 id: 37021c383d (このIDを非表示/違反報告)
揚羽(プロフ) - とても面白いです! これからも応援しています!! (2022年2月27日 18時) (レス) @page16 id: 43ee21866f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷桜 | 作成日時:2020年5月28日 16時