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第123話 迷惑 ページ33

貴「景光」

降「ヒロ」

貴、降「言い訳を聞こうか」

諸「すみませんでした!」

こうなったのは数分前



景光救出作戦決行後の翌日
私は公安に来ていた

降「おはよう、A」

珍しくタイミングが被ったようで零と入口で鉢合わせた

貴「あ、零、おはよう。帰ってきたんだね」

降「昨日の夜な」

貴「景光から連絡もらった?」

降「直接聞きたかったから着拒した」

話しながら公安の部署まで行くと部署の入り口でちょうど今出るであろう景光と鉢合わせた

諸「えっと…、おはよう、2人とも」

貴(………対面した第一声がそれなのか、散々心配かけておいて…)

貴「……零」

降「…ああ」

恐らく零は同じことを思っているだろう
私と零は上司のところに行き

貴、降「ちょっと諸伏借ります!」

諸「お、おい!2人とも!」

上司の了承の返事も聞かずに2人で焦る景光を連れ出した

開いている会議室に入って鍵をかける
それで冒頭に戻る

貴「あのね!大体、組織用とプライベート用で携帯2台持ちしなさいよ!それなら携帯破壊しなくても大丈夫でしょう!」

諸「ハイ、ソノトオリデス」

降「なんだあのメールは!あのメール1通でどんな思いしたか分かっているのか?どれだけ心配したか分かっているのか?!」

零はあのメールに関して相当ご立腹のようだ

諸「……」

降「なんだ逃げ場はあの世しかないらしいって、1人で決めつけるな!」

諸「ゼロ…」

降「あの世への一本道しかヒロの前に無いなら俺たちが他の道を新しく作る。その道をヒロは進めばいい!現に今回はAが道を作ってくれただろ?」

諸「…ああ」

あの場にいたのが秀一じゃなくても零が来ることを防ぎさえすれば、やりようはいくらでもあった

貴「…あの時の判断は公安として正しい判断だったと公安の私は思うけど、ただの友人の月詠Aとしてはもっと命を大切にしてほしい…」

諸「…」

貴「確かにああすることが誰にも迷惑をかけず、自分の犠牲だけで済む方法だった。だけど、その犠牲で悲しむ人がいるの。その悲しみに比べたら迷惑をかけてくれた方が……頼ってくれた方がよっぽどいい」

景光は黙って話を聞いている

貴「景光は優しいから誰にも迷惑かけたく無いんだろうけど、私たち2人にくらいは頼ってくれても…迷惑かけてもいいんじゃない?私は景光の同期で同じ班の仲間で友達で…」

降「俺はお前の親友なんだぞ?迷惑かけるかけないなんて今更問題じゃないだろ?」

諸「月姫、ゼロ…」

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星霜 氷翠(プロフ) - 今更って感じですが映画でコナン再熱しまして、、このお話本当に面白いです!最終話まで見させて頂きました!私は赤井さん落ち希望です!これからも頑張ってください!応援しています! (5月1日 13時) (レス) id: 216ec87551 (このIDを非表示/違反報告)
未歌 - ◎ (7月16日 15時) (レス) id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 面白いです! 頑張ってください。 (7月16日 15時) (レス) @page50 id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
零綺 - 松田落ちがいいです (2023年4月30日 12時) (レス) @page50 id: 37021c383d (このIDを非表示/違反報告)
揚羽(プロフ) - とても面白いです! これからも応援しています!! (2022年2月27日 18時) (レス) @page16 id: 43ee21866f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷桜 | 作成日時:2020年5月28日 16時

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