【名探偵コナン】 月の巫女 Part3

第118話 ラジオの出演依頼 ページ28

あの日から5日後
零は前日入りでアメリカに向かった

貴「さてと、私も仕事しますか」

今日は朝から夜まで仕事が詰め詰めだった

なんでも写真集を出すことになってその写真を撮るのだと言うのだ…
反対したが事務所に押し切られた←

昼の風景から夜の風景、様々な場面の写真を撮るので1日かかるというわけだ
今は冬、イルミネーションなども綺麗なところが多いのでそういうものをバッグに撮るらしい
今は車で撮影場所に移動中だ

貴「はぁ…」

藤「そんなため息つかないでくださいよ、月姫さん」

貴「だって…元々乗り気じゃない企画だからね…」

いつもは服を良く魅せるために写真を撮られる
だが今日は違う
自分を良く魅せるために撮られるのだ

藤「はぁ…、月姫さん、貴方自分の人気を分かってないんですよ！月姫さんが出る雑誌大体1日で完売なんですからね？」

貴「…私以外に綺麗な人や可愛い人なんていっぱいいるでしょうに……」

そりゃモデルになるから変装でかなり美人に仕上げてはいるが私より美人な人だって全然いるはずだ

藤「男女問わず人気なんです！ファンレター見ましたよね？」

貴「見たけどあんなにたくさん読む暇ない…、ありがたいんだけどね…」

ファンレターも山のように届いていて頑張って読むようにはしているがあまり読めていない
ただ、「月姫さんが着ていた服、素敵だったのでこの前買いました！」とか「あの組み合わせ、私も参考にします！」っていう手紙がファッションモデルとしては1番嬉しい
あの服の魅力を伝えられたんだな、服の組み合わせ、参考になったんだなって思う

藤「最近はテレビのオファーも多くて、このままだとモデルじゃなくて女優になりそうですね」

貴「……女優は勘弁してください…。テレビはバラエティだけにして…」

演技をしている上からさらに演技をするのは大変だから嫌だ

藤「まあ、大分仕事も選べるようになってきましたから大丈夫だとは思いますけど…ただ、レギュラーでラジオやってみないか？っていう案件が来てますね」

貴「ラジオ？」

藤「はい、毎週金曜日の夕方から30分だけですが。内容は月姫さんの自由です」

昔はテレビを見るよりもラジオを頻繁に利用していた
ラジオの音楽を聴きながら本を読むのが日課だった

貴「…ラジオならオファー受けてあげてもいい」

藤「！」

貴「ただし、今来ている1本だけね。何本もは忙しいし無理」

藤「分かりました！」

そんな話をしていると目的地に到着した

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