第105話 お姫様抱っこ ページ14
私はゆらゆら揺られる感覚に目を覚ますと陣平にお姫様抱っこをされていた
貴(?!?!どういう状況?!)
貴「じ、陣平!」
すると陣平は私が起きたことに気がついたようで
松「お?姫さん。起きたか?」
貴「起きたかじゃ無いわよ!何でお姫様抱っこ?!」
私がパニクってると
松「姫さん。萩原の無事を確認したら気失っちまったんだよ。んで俺の車で姫さんの家まで送って来たわけ」
ほら見ろよと言われ前を見てみるとあるのは私の家だった
貴「お姫様抱っこなんてしないで私のことを起こせば良かったのに...」
松「いや、だって姫さんぐっすり寝てたし。疲れているんだろ?寝れてないみたいだし。クマあるし」
化粧で隠していたのに気がつかれてしまったみたいだ
松「それにプラス萩原が無事だったって事を聞いたから安心して気を失ったんだろ。だから仕事で疲れていた姫さんにはぐっすり寝て休んでもらいたかったから起こさなかった」
貴「...そんなこと言われたらもう何も言えないじゃない」
貴(ずるい人だ)
貴「それで私は起きたからお姫様抱っこをやめて欲しいのですが...」
向かいにはあのイケメンに弱い有希子さんがいるのだ
見つかるとからかわれ、質問責めになるに違いない
それは今は勘弁だ
松「いや、家の中まではこのままで運んでいかせてもらうぜ」
貴「え、何で?!」
松「何でもだ。それにそんな騒いでいると近所の人に見られちまうぞ」
貴「っ...!」
貴(この策士め!)
そんな事を言われれば黙るしかない
大人しくなった私を見ると
松「いい子だ。もう少しだけな?」
と言った
陣平はこの状況を少なからず楽しんでいるようだ
貴(本当...意地悪なんだから...)
陣平が家の中に入り、私を降ろしてくれるまで私の心臓はバクバクだった
いつの間に鍵を取ったのかしっかりと手には鍵が握られており、その鍵で陣平は私の家のドアを開ける
私は家に入り、陣平に降ろしてもらい、キッチンへ行き、陣平のせいでバクバクといっている胸を静ませながら飲み物の用意をする
陣平は飲み物を飲んだら警視庁へ向かうという
実はこれから仕事らしい
貴(…送ってもらうとか悪いことさせちゃったな)
そこは少し反省しておく
お姫様抱っこの件はまだ私を起こしてくれれば良かったのにと思っているが...
陣平はコーヒーを飲むとありがとうなと行って家を出る
貴「仕事、頑張ってね」
松「!おう!」
陣平は自分の車に乗り込みやがて見えなくなった
萩原さんの事件終了! その他裏話など→←第104話 お見舞い&松田Side
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星霜 氷翠(プロフ) - 今更って感じですが映画でコナン再熱しまして、、このお話本当に面白いです!最終話まで見させて頂きました!私は赤井さん落ち希望です!これからも頑張ってください!応援しています! (5月1日 13時) (レス) id: 216ec87551 (このIDを非表示/違反報告)
未歌 - ◎ (7月16日 15時) (レス) id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 面白いです! 頑張ってください。 (7月16日 15時) (レス) @page50 id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
零綺 - 松田落ちがいいです (2023年4月30日 12時) (レス) @page50 id: 37021c383d (このIDを非表示/違反報告)
揚羽(プロフ) - とても面白いです! これからも応援しています!! (2022年2月27日 18時) (レス) @page16 id: 43ee21866f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷桜 | 作成日時:2020年5月28日 16時