第103話 11/7 ページ12
秀一とあってから数ヶ月後
あれから秀一はすぐに退院して明美は秀一と付き合うことになったらしい
まあ、組織に入るつてだろう
そして今日は11/7
今日は公安の仕事を警察庁で片付けていた
零と景光は今はまだ組織の監視付きなため数ヶ月顔を見ていない
ゼロに配属されてから1年半も経つと私にも部下ができて慕ってくれる子も多くなった
書類を今日までの期限のものは全て片付け、昼休みにしては遅い時間に昼休みをとる
珍しく屋上でのんびりしていると陣平から電話が来る
警察庁にいる時は基本的に個人宛の電話は取れない
周りの声や雑音で機密情報が知られてしまうと困るからだ
だがここは屋上
私以外に人は誰もいないので電話に出る
貴「もしもし?陣平どうしたの?」
松「姫さんか?!」
切羽詰まったような陣平の声にただことじゃないと思って真剣に話を聞く
貴「何かあったの?」
松「萩原、萩原が爆発に巻き込まれて意識不明の重体だって…!」
貴「!研二が?!今どこにいるの?!」
松「今、米花中央病院にいる」
貴「分かった。今からそっちに行く」
私は屋上を飛び出して部署に顔を出す
貴「少し急用ができてしまったので今日は上がります!明日残っている仕事は全部片付けるので!」
急ぎのものは全て提出してあったため承諾は簡単に得られた
私は愛車に乗ってスピード違反ギリギリの速度で米花中央病院に向かった
病院に駆け込むとロビーに陣平を見つけた
貴「陣平!」
松「姫さん!」
貴「研二の容態は?」
松「ああ。全身打撲+右腕、左足は骨折、爆風に巻き込まれて頭を強打」
貴「命に別状は?」
松「さっき命に別状はないと先生から聞いた。脳にも特に損傷はなし。防護服を着ていたから命は助かったんだな…」
貴「良かった…」
松「あいつ、姫さんの言いつけ今までちゃんと守っていたんだぜ」
それは1年前に5人で飲んだ時にした説教のことだろうあの約束をちゃんと守ってくれていたのだ
松「あとで褒めてやってな」
貴「うん…」
防護服を着ることは当たり前のことなのだが今はその当たり前を守ってくれたおかげで研二は生きている
それがとてつもなく嬉しかった
私たちは2人で研二の病室に足を運んだ
そこには全身包帯でぐるぐる巻きで眠っている研二がいた
心電図もきちんと動いている
たまに動くと痛いのか顔を顰めている時もあるがそれでもちゃんと生きていた
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星霜 氷翠(プロフ) - 今更って感じですが映画でコナン再熱しまして、、このお話本当に面白いです!最終話まで見させて頂きました!私は赤井さん落ち希望です!これからも頑張ってください!応援しています! (5月1日 13時) (レス) id: 216ec87551 (このIDを非表示/違反報告)
未歌 - ◎ (7月16日 15時) (レス) id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 面白いです! 頑張ってください。 (7月16日 15時) (レス) @page50 id: 5d6bcaafb9 (このIDを非表示/違反報告)
零綺 - 松田落ちがいいです (2023年4月30日 12時) (レス) @page50 id: 37021c383d (このIDを非表示/違反報告)
揚羽(プロフ) - とても面白いです! これからも応援しています!! (2022年2月27日 18時) (レス) @page16 id: 43ee21866f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷桜 | 作成日時:2020年5月28日 16時