第2話 ページ2
式と同時刻
降谷、風見はとある人物を待っていた
その人物とは5年前に萩原、3年前に松田が危うく殉職しそうになりかけ、今年にAが確保に手を貸した例の爆弾魔だ
つい最近、奴は刑務所から脱走したらしい
匿名のタレコミがあり、降谷と風見は望み薄と分かっていながらも彼を待っていた
そして情報通り、彼は降谷たちの前に現れた
壁際に男を追いやり、両サイドから降谷と風見それぞれが追い詰める
風「警察だ」
風見が手帳を見せながら男に近寄って行くと、男は掠れた声で「助けてくれ」と呟く
その時に見えた男の首につけられているものに降谷は見覚えがあった
水色とピンクの液体
3年前のあの日に見たものと同じだ
降「!」
風「なんだ?それは」
降「風見!離れろ!」
降谷が叫んだ瞬間、ランプが赤く光り、2つの液体が中央で混ざり合う
その瞬間、激しい爆発が起こった
降谷はなんとか受け身を取り地面に転がる
降「っ…大丈夫か?風見…」
降谷が痛む体に鞭を打って顔を上げれば風見は受け身を取れなかったのか意識を失い、壁の上に体が乗り上げていた
重力に従って外にずり落ちていく風見を間一髪、降谷は足をつかんで引き上げようとする
降「っ、風見」
身動きが取れない降谷に誰かが近づいてきた
降谷がそちらを向けばそこにいたのはペストマスクを付けた人物
手には先程、男が付けていた2色の液体が入った首輪を持っていた
降「…3年ぶりだな。やはりお前の仕業か、やつを逃がせば僕らが出てくる。そういう読みだったんだろ」
「プレゼントだ」
その人物は首輪を降谷に付けると、笑った
「少し早いが、ハッピーハロウィン。そういえば、あの時の女はどこにいる?」
降「!教えると思うか?」
「この男に彼女はご執心のようだったから、てっきりお前ではなく彼女が来ると踏んでいたのにな…。残念だ。まあ、彼女にも同じものを時期にプレゼントしてやるつもりだ。楽しみにしておけ」
桜「ゼロ!」
発砲しながら景光が近づいてくる
ペストマスクの人物はその銃弾を避けるとささっと姿を消してしまった
降「…くっ」
桜「手伝うぞ!」
2人で風見を何とか引き上げ、肩で息をする
首元を見ると、首輪のランプが緑色に明滅していた
桜「悪い、遅くなって」
降「いや、来てくれて助かったよ。とにかく、ここから撤退しよう」
桜「ああ」
そして2人は風見を担いでこの場から姿を消した
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カルーア - 更新待ってます、頑張ってください! (2023年4月22日 14時) (レス) @page27 id: 4be5c8096e (このIDを非表示/違反報告)
氷桜(プロフ) - 星空ブリキさん» こんばんは!コメントありがとうございます!楽しんでいただけているようで嬉しいです!引き続き当作をよろしくお願いいたします…! (2023年2月26日 20時) (レス) id: 09a5bf80c4 (このIDを非表示/違反報告)
氷桜(プロフ) - アオちゃんさん» こんばんは!コメントありがとうございます!楽しんでいただけているようで嬉しいです!引き続き当作をよろしくお願いいたします…! (2023年2月26日 20時) (レス) id: 09a5bf80c4 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - ハロ嫁だぁああ! 大好きシリーズのハロ嫁見れてめちゃくちゃ嬉しいです! 更新待ってます! (2023年2月19日 17時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
アオちゃん(プロフ) - こんばんは!いきなりのメッセージ(?)すみませんとても面白かったです!ニヤニヤが止まらくて気づいたらもう読み終わってました( ˙³˙ )番外編であるハロウィンの花嫁の続き楽しみに待ってます! (2023年2月15日 20時) (レス) id: a5ab7eb0d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷桜 | 作成日時:2023年2月11日 14時