仕事仲間から ページ7
水無月の季節
この世界に落ちてきてから早２年。
11歳になった。
私は知らない人が居ないほど優秀な忍者になった。
ついた異名は"舞鳳凰"
相変わらず女と言うことを隠し、咲紅弥と名乗って忍者をしている。
城には就かないフリーの忍者だ。
だから命を狙われることは多い
が、良い鍛練だ。
いつも通り仕事をこなす。
今日は早めに終われた。
早く家に帰って寝よう。
人の気配だ。
アイツがいるな。
｢隠れてないで出てくればいいのに｣
？｢やっぱりバレてたか。｣
気から飛び降り、感心した目を私に向ける男に私は声をかける。
｢それで何の用？利吉？｣
この男、山田利吉はよく一緒に仕事をする仕事仲間だ。
唯一この世界で私が心を開いている人物である。
利｢実は君に是非通ってほしい場所があってね。｣
｢通ってほしい場所？｣
利｢そうそう、ここから少し離れた山の中に"忍術学園"という場所があってね。
そこで私の父上が教師をしているんだ。
10歳から入れるから本当は去年入れたかったんだけど、
フリーの忍者として勢いに乗ってたし、来年でも良いかなって思って｣
｢でも、私は今こうしてフリーの忍者として稼げて、生活ができているんだから、わざわざ忍術を学ぶ必要はなくないか？｣
利｢確かにそうだ。でも、仲間と一緒に学ぶことで、友情、信頼を知ったり、新たな発見があるだろうし、自分を深めることができると思う。
咲紅弥はこれからもっと強くなると思うからね。｣
確かに、一理ある。
｢そうか、なら通うことにしよう。私の忍術は独学だからな、その忍術学園とやらで忍術を学んでくる。｣
そう私の忍術は独学である。故に、教科書はない。戦を見て学び、鍛練したり、前世で城に就いた後、同僚や先輩方から5色米や矢羽根、兵法を教えてもらっただけだ。
よい経験になるだろう。
｢しかし、私が入っても大丈夫なのか？私はフリーの忍者だぞ？何処かの城の依頼を受けている可能性があるんだぞ？｣
利｢あぁ、それなら心配はいらない。
あそこは入学金払えば入れるから。｣
思わずずっこけてしまいそうだ。
そんなにオープンでいいのか？忍術学園とやらは。
行くだけいってみよう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その頃天界では
神｢やっと忍術学園まで来たか
どう動いてくれるかな｣
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明糸Ra(プロフ) - ゆきどん。＠卍教教祖さん» ありがとうございます!更新頑張ります。アンケートに是非投票してくださいね!話を読み進めていくと実は主人公の大鳳さん、ある人とつながりが……。更新楽しみにしててくださいね！ (2020年5月9日 23時) (
レス) id: f02d14a25c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきどん。＠卍教教祖(プロフ) - 投稿お疲れ様です！とても面白いです！続き待ってます！ (2020年5月8日 10時) (レス) id: 5d39630b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：龍芽前 明咲飛 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/Asira_26
作成日時：2019年10月1日 20時
