ヒミツのお話 ページ49
〈────。ということなんですけれども…〉
は〈ちょっと待て、情報量が多すぎる〉
〈まあ、自分で振り返っても波瀾万丈な人生歩んでるなぁとは…〉
は〈二回も戦国を体験…そりゃあ舞鳳凰も特待生も進級も頷けるな……〉
〈精神年齢は結構高いですね〉
は〈とは言っても…随分早く死んだんだから生きていた年齢を合わせても五十にすらならないだろ〉
〈…まぁ、そうですね前世は27歳で死んで、今は令和の時の15歳とこっちでの二年で17歳…〉
は〈足しても44歳か…記憶とか有ると、色々不便だったんじゃないのか?〉
〈うーん…最初は平和すぎて吃驚しましたけど
幸いなことに容姿も名前もずっとこのままなんですよね〉
は〈ふーん……ところで…〉
〈何ですか?〉
は「矢羽根辞めない?」
「話すべきことは話しましたしね」
は「それと、敬語はずせ。一応大鳳の方が年上なんだから三郎と呼んでくれ」
「分かり…分かった。私もAで良い、人前では咲紅弥ね」
は「了解、よろしくA」
「うん、こっちも宜しく三郎」
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三郎と世間話をしながら六年長屋の廊下を歩く
は「それでA「シッ!」え?」
「かと…団蔵がいる」
は「団蔵?ああ会計委員会か…潮江先輩頑固だからな〜」
「団蔵!」
加「大鳳先輩とはちや先輩!潮江先輩見ていませんか?」
「潮江先輩?誰だ?」
は「大鳳はまだ会ったこと無いだろうな」
加「潮江先輩は六年い組で、会計委員会委員長です!」
は「10kg算盤を使っていて常にギンギン言ってるおじさんっぽい人だな」
加「僕達も皆のように仲直りがしたいんですが…潮江先輩に避けられてしまっていて…」
「未だに仲直り出来ずってわけか」
加「…潮江先輩は僕達のことが嫌いなのでしょうか…」
団蔵は眉を垂れ下げた
は「そんな訳ないと思うぞ。じゃ、俺はここで」
「潮江先輩を探すの、俺も手伝うぞ」
加「本当ですか?でも裏山と教室と長屋を探してもいないし…」
しょうがない、一肌脱ぐか…
「そうか……なら
仲直りしなくていいんじゃないか?」
加「ぇ?」
「自分の責任から逃げて委員長としてのつとめを果たせていない先輩などいらないだろう」
加「っ!大鳳先輩、それは言い過ぎです。」
「何故だ?事実ではないか」
加「そうかもしれないけど、そうじゃありません!潮江先輩は素敵な先輩です!」
そこから団蔵は堰を切ったように潮江先輩の自慢を始めた
「ですって、潮江先輩」
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明糸Ra(プロフ) - ゆきどん。@卍教教祖さん» ありがとうございます!更新頑張ります。アンケートに是非投票してくださいね!話を読み進めていくと実は主人公の大鳳さん、ある人とつながりが……。更新楽しみにしててくださいね! (2020年5月9日 23時) (レス) id: f02d14a25c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきどん。@卍教教祖(プロフ) - 投稿お疲れ様です!とても面白いです!続き待ってます! (2020年5月8日 10時) (レス) id: 5d39630b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:龍芽前 明咲飛 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/Asira_26
作成日時:2019年10月1日 20時