思っていたこと ページ48
「はちや先輩……
殴っていいですか?」
は「は？」
「ずっと前から思ってたんですけど…」
は「…嗚呼…」
はちや先輩を真剣な目で見つめ､二人の間に緊張が走る。
「なぜ、俺に頼むのでしょうか」
は「え？」
「確かに、俺が仲直りを促したり、他の委員会の仲直りの手助けをしたのは事実ですけど、
あくまでも
は「…やはり鋭いな」
「生物､火薬、体育、図書委員会が仲直りをしたことで刺激を受けて
仲直りしようとしている委員会がほとんどですから」
は「情報網も素晴らしいな…
保健､用具、作法はもう仲直りを終えて
落とし穴に落ちたり、落とし穴を埋めたり、落とし穴を掘ったり大忙しさ」
「何ですかその地獄のループ」
はちや先輩はハハ…と苦笑いをこぼした
は「わざわざ頼みにきた理由は…
君のことが知りたいからさ」
はちや先輩が興味深そうに目を細める
「へぇ…理由をお伺いしても?」
は「元フリー忍者の舞鳳凰で二年は組。君の情報はそれしかない…少なすぎやしないか?」
「そりゃあ、ここに来てまだ一週間ぐらいですし」
は「たった11歳にして全国に名を轟かせる腕利きの忍者が
未熟な者達しかいない学園に来て疑わない方がおかしいと思うんだが」
確かにそうだ
贔屓目無しに見ても、私は随分強い方だと思う。勿論、大人もいる世界でだ
その気になればこの学園の生徒全滅も夢ではないだろう
いくらこの学園の教師が優秀だと言え、防ぎきるには限度がある
しかし、
「先輩が言いたいのはそんな事如きじゃないですよね」
仮面の下ではちや先輩の表情が僅かに固まるのが分かる
は「ほぅ…」
「二年前の天女」
は「っ!!」
「二年前に、一人だけ来なかった天女がいると聞きました。
舞鳳凰の名が出始めたのはその日から少し経った後…俺が天女じゃないかと疑っているわけか」
は「その通りだ。子供のうちなら性別による差が出にくい」
ニヤッと笑いながら胸とか尻とか…と付け足す先輩には変態と言っておいた
「仮にそうだったとして11歳が年上で経験を多く積んでいる忍者を凌げるとでも?」
は「そこは
「…はぁ……
は「!?」
そして私は真実を話し始めた──────
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明糸Ra(プロフ) - ゆきどん。＠卍教教祖さん» ありがとうございます!更新頑張ります。アンケートに是非投票してくださいね!話を読み進めていくと実は主人公の大鳳さん、ある人とつながりが……。更新楽しみにしててくださいね！ (2020年5月9日 23時) (
レス) id: f02d14a25c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきどん。＠卍教教祖(プロフ) - 投稿お疲れ様です！とても面白いです！続き待ってます！ (2020年5月8日 10時) (レス) id: 5d39630b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：龍芽前 明咲飛 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/Asira_26
作成日時：2019年10月1日 20時
