【ハイキュー】日向の姉は排球部のマネージャーです！ツー！

・坂ノ下商店あの人 ページ8

「あ、姉ちゃん！……と、旭さんだ！！？」


体育館の窓からひょっこりと顔を出した翔陽は大きな声で言った。


そのせいで体育館の中にいた全員に私達二人の存在がバレてしまう。


皆様々な反応を見せる中、体育館の扉から見知った人物が現れた。


まさかあれは坂ノ下商店の……？


「なんだ遅刻か！？女連れか！？なめてんのか！！ポジションどこだ！！！」



先程着替えたジャージに身を包んだ旭さんは坂ノ下商店の店員さんに挙動不審になりながらもそれに答える。

すると、坂ノ下商店の店員さんはまた怒ったような口ぶりで言った。


「人足んねえんだ！さっさと入って、アップとれ！！すぐすぐ！」


旭さんがしぶしぶ体育館に入っていくのを見てから、私は坂ノ下商店の人に話しかける。



『坂ノ下商店の店員さんですよね？どうしてここに？』


「ああ、音駒との試合までこのバレー部の面倒見ることになった。
なんだ嬢ちゃん、ジャージ着てるってことはマネージャーなのか」


『はい、日向Aって言います、よろしくお願いします』


「おう、これからは遅刻すんなよー」


『はーい』


話に一区切りがついたのでその場を離れ、私は近くにいた縁下の隣に行った。




『ねえねえ縁下、今から何するのこれ？』


「烏養コーチが呼んだ町内会チームと今から試合するんだって」


『ふーん、そうなんだ……え！？烏養コーチ！？』


「うん、あの烏養元監督の孫の」


『孫！？』



意外な関連性に思わず声が大きくなってしまった。

まさかあの坂ノ下商店の店員さんが烏養元監督の孫だなんて！！！





『なんで烏養なのに坂ノ下……？』


「それ日向も言ってたよ」

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