【ハイキュー】日向の姉は排球部のマネージャーです！ツー！

・そして出会う ページ20

大きなビニール袋を両手に2つ持ちながら、早足で学校へと向かう。


まずいまずい、国見くんと長話し過ぎた！！！



ロードワークも終わって部員も帰っている頃だろうし、潔子さん一人じゃ大変だし、もしかしたら私のこと心配しているかもしれないし！！



そんな思いもあって、私は少しだけ急ぎながら角道を曲がる。



すると、



『──うわぁっ！！』
「うおっ！？」


誰かにぶつかった。




その反動で後ろに倒れ、尻餅をつく。


いったー……。



「だ、大丈夫か？」

高校生くらいの青年が、心配そうに私を見下ろしていた。



『あ……大丈夫です……うう……』

「クロなにしてんの……」


青年の後ろにいるもう一人の金髪の男の子が青年を冷めた目で見つめている。
一瞬目が合ったけど、すぐそらされた。



「うっせー研磨。あ、ほら」


手を差しのべられ、ありがたくその手を掴む。



『ありがとうございます……本当すいません！！』


「ああ。こっちこそごめんな」


『じゃ、じゃあちょっと急いでるので！！』


「あ、ちょっ」



青年が何か言いかけたけど、私は気にせず走る。


恥ずかしさからか、先程よりも体が軽く感じて手足を早く動かした。



うああ、さっきの人には申し訳ない！！











(おい！！荷物忘れてんぞ──って足はや！？追いかけんぞ研磨！)


(え、面倒……)


(ああッ？！じゃあ俺連れ戻してくるからそこで荷物見張っとけ！)

・烏野の女─黒尾目線─→←・国見くん

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