【ハイキュー】日向の姉は排球部のマネージャーです！ツー！

・教え子の悩み─武田先生目線─ ページ14

『武ちゃん……私、どうすればいいかな……？』




日向さんとお皿を洗っていると、突然彼女が言い出した。


とても憂鬱な表情だ。


ただならぬ雰囲気を察し、僕は水道の水を一度止める。




「相談なら、のりますよ」


『武ちゃん……っ』



今にも泣き出しそうに日向さんは僕の名前を呼ぶ。


こんなにも悩んでいたのか……、そんなことにも気付けないなんて、僕はこれまで一体何を見てきたんだ。




日向さんについての記憶を思い返す。

そういえばここに来てから、日向さんの表情は暗かった。
やはり何かあったのだろう。




「……話してみてください。先生にできることなら何でもします」







力になりたい一心で、僕は言う。



いつも笑顔の絶えない彼女のことだ、それだけ深刻な問題なのだろう。




心なしか、彼女の小さな体は震えている気がした。




日向さんは落ち着かせるようにふう、と息を吐いて、言った。


















『私って、どこで寝ればいいかな？』




耳を疑った。

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