【ハイキュー】日向の姉は排球部のマネージャーです！ツー！

『決断』 ページ12

5月2日。
今日は何の日でしょうか。




────そうです、合宿です！！！！！


でも私は弟の翔陽のようには、はしゃいだりはしない。断じてしない。

そもそも、私は合宿が初めてではないのだ！！
去年すでに経験済みなのです。

だから冷静に、何事もないようなすまし顔で学校が終わるのを、私は密かに心待ちにするのだった。



そして授業中、隣の席のノヤが少しだけこちらに体を傾けた。


「なあ、なんでソワソワしてんだ？小便行きてーのか？」


珍しく小声で喋りかけてきたノヤ。だが内容は以前よりもレベルアップしてた。


デリカシーの欠片もないよね！？！



私はノヤの言葉を無視して、先生の呪文のような言葉に集中することにした。






「なんで無視すんだよ！？我慢してると病気になるってテレビで見たぞ！！」


「おいそこうるさ……またお前らか！！真面目に授業受けろ！！！」


「せんせー！Aが小便行きたいって──」


『──言ってません！！もうこのバカ！』


「バカってなんだよバカって！！」






「また夫婦喧嘩してんのかよー」「仲良いよなお前ら」とか呑気に言ってるクラスの皆の目はちょっとおかしいと思う！！！！

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