Love suddenly‥‥005 ページ5
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ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ・・・
小さい頃からかっこいいねと
女の子からちやほやされて。
それこそ中学に上がれば
告白の回数を競っていたりもした。
しかし、
「俺達もう部活行かんと。」
「えー。もうちょっと話そうよ!」
「すまん。また今度な!」
バレーをする時間を
割いてまで関わらないと
いけないのだろうか。
「ほんまめんどいわー。」
「せやな。」
だんだん恋愛と言う物が
心の中で不要な存在だと知り、
彼女、ましてや好きな人すら作らず
今まで過ごしてきたのだが。
「あかん。緊張で震える!」
「昼は普通に声掛けてたじゃん。」
「あの時はまだ好きやなかった‼」
「あー。最初下向いてたねAちゃん。」
今では初恋に頭を抱え
部活終わりの彼女に声を掛ける
と言う事すら苦戦している侑に
人生何が起こるか分からないな、
なんて考えてもみたり。
「俺汗臭くないか⁉」
「うん。」
「なんか髪型変ちゃう⁈」
「大丈夫だから早く行くよ。」
スマホを片手に部室の扉を開け
急げと言わんばかりに歩く角名。
滅多に見られない光景を
動画に収めるつもりだな
なんて思いながら後をついていく。
「楽しんでるやろ。」
「そりゃあね。」
「ほんま悪趣味やなぁ。」
「とか言いつつ治も楽しみでしょ?」
確かにそうかもしれない。
普段自信で溢れている片割れが
好きな子相手には弱気だなんて
笑いのネタでしかない。
未だ本人は落ち着きが無いのか
後ろで深呼吸などをしており
会話の内容は全く聞こえない様だ。
「あ、吹部も終わったみたい。」
「タイミングええな。」
「侑行って来なよ。」
返事もせず動きもせず
ただ下を向いている。
不思議に思い肩を叩けば
驚いた様子でこちらを見た。
「な、なんや‼」
「お前聞いとらんかったのか。」
「吹部いるよあっちに。」
「っあーほんまや。」
本当にこれが俺の片割れなのだろうか。
深刻な顔つきをする様子に
活を入れようと背中を叩く。
「連絡先聞きたいんやろ。」
「早くしないと帰っちゃうよ。」
「…せやな。行ってくるわ‼」
ようやく気持ちの
整理がついた様で。
彼女の元へ走って行った。
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おむすび(プロフ) - reさん» そう言って頂いて本当に嬉しいです(*^^*) 更新早めに頑張ります！笑 (2020年7月13日 20時) (
レス) id: 1216826321 (このIDを非表示/違反報告)
re(プロフ) - 続きがとても気になります！治くんにがんばってほしです( 笑 ) (2020年7月11日 21時) (レス) id: 03c36e1792 (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - あみさん» ありがとうございます(*^_^*) 更新頑張ります！ (2020年6月24日 20時) (レス) id: 1216826321 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - とっっっても面白いです！！続きこれからも楽しみにしてます！！ (2020年6月24日 19時) (レス) id: 1c785aa052 (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - ハルさん» ありがとうございます！とても嬉しく励みになります(*^^*) (2020年6月22日 14時) (レス) id: 1216826321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむすび | 作成日時：2020年6月21日 20時
