片割れの好きな子が可愛すぎる。

Love suddenly‥‥011 ページ11

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あれ以来よくすれ違い

会えば話す仲になった。









「あ、春咲ちゃん。」

「宮先輩!」


「これから体育か?」

「はい!そうです!」









これから運動するからか

いつもとは違い髪を結んでいて。


似合っていると口にすれば

笑顔になる彼女。









「本当に好きじゃないの?」

「かわええ妹って感覚やな。」

「ふーん。」









異性と仲良くするタイプでは

無いので不思議なのだろう。


話終わればいつもの様に

角名からの質問がきた。









「てか侑に嫉妬されるんじゃない?」

「その心配はいらん。」

「なんで?」


「彼奴の方がもっと仲ええから。」

「確かに。」









最近は母にお弁当を作って貰い

中庭で一緒に食べている。


また部活帰りも家まで送っていて

今度2人で遊びにも行くそうだ。







　



「噂も立っとるみたいやし。」

「あー2人はデキてるってね。」








　



学校でお互い人気なので

お似合いだと言われていて。


俺は兄弟だから彼女と仲がいいと

みんなが納得しているらしい。









「前まで挙動不審だったのに。」

「もう普通に話してるもんな。」
　









最初こそ挨拶するのに

一苦労であった侑だか


今では落ち着いて

彼女と話している。









「本当に付き合ったりして。」

「そうなるだろうな。」


「うわ。毎日自慢話しそう。」

「もう既に喧しいで。」









今日は何を話したやら毎日の出来事を

うんざりするほど報告されていて、


耳栓でも買おうかと

最近悩んでいる所だ。









「治もアピールすればいいのに。」

「しいひん。」









もし俺が行動を起こしたとして

侑の彼女への好きと言う感情に

勝てるとは思えない。




それに、









「俺もお似合いやと思うし。」







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