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「あのさあ、髪弄るだけでそんな緊張しないでよ。
なんか変な期待されてるのかと思うじゃん。身体に力入れないでよ。触んぞ」
樹「お前酒場じゃねえこと忘れんなよ
夜は男と酒に溺れたクソ廃人の癖に昼間は可愛いフリーランスのメイクアップアーティストマユちゃんかよ。うっかりボロ出して信用失えよ」
「褒めてくれんじゃん珍しい」
樹「んでお前何してんの？」
「え、仕事」
樹「てっきり無職だと思ってたわ。」
「してなかったらパチも煙草もしてねえよ
あ、きいて昨日4万勝ち取った。」
樹「その金で飯いこう。」
「田中さんの方が稼いでるんじゃありませんかね」
樹「なんかいつもより髪上手いの腹立つ」
「樹やっぱこういう髪似合うと思ったんだよね。」
樹「仕事出来んのかよーくそー」
「んはは、」
樹「………ん」
「んはっ、仕事中でしょ」
樹「うぜえから噛み切ろうかとおもたのに」
「シバくぞくそ猿。」
そう言いながら仕事場で俺を突き放した。
いつもならこんなことしないし、向こうから求めてくるのに
デレは8割のツンデレか？萌えるんですけど
樹「いますげえやばかった。」
「え」
樹「むり」
「はあ？」
北「じゅりーなんかマネージャーが……え、髪いいじゃん。」
樹「自分のセットした時よりも褒められてるの腹立つ！」
北「………あのーいい？」
「ああ、すみません。ヘアセット終わったので向こうの部屋でメイクしてますね。私は先に行きますのでー」
北「はい俺らもすぐ行きます」
樹「うーす。あざーす」
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作者名：嶺 | 作成日時：2024年2月22日 6時
