物語はこれから？！ ページ3
あの日から5年。
私は10歳となった。
ナインとのちゃんとした会話は
あれだけだった。
ナインはブロンドの髪を綺麗に切っていて、
イケメンになるにちがいない！
という顔をしている。
それに加えて
幼いながらにとても頭がいい。
とても大人びている賢い子なのである。
文武両道、才色兼備。
将来はモテモテな子になる。
私はそう思った。
攻略者とは比較的に干渉しない
と心に誓ったあの日から、
きちんとそれを守っている。
本当に必要なこと以外は喋らず、
1時期は
「仲が悪いのでは」
「変えましょうよ」
という話も出てきたぐらいだ。
私もできれば変えてほしかったが、
ストーリーを変えるわけにはいかないらしい
最終的に私の専属執事続行となった。
このことについて、
ナインは何も言っていなかった
(見てるうちでは)ので
私の作戦はいい方へ行っている。
ような気がする。
ヤンデレ特有の束縛とかもないし、
平和に暮らしてきた
だがある日、
ナインの感情が爆発する日がきた。
だいたい予想はしていた。
いつかキレられるだろうな、とは。
だか、泣くとは思わなかった。
……それでは、
ここまでの経緯を説明しよう。
我が家に義弟がきた。
路地に捨てられていたらしく、
父が助けてきたらしい。
年齢は私の1つ下。
水色の綺麗な髪をしており、
大きな瞳は髪の毛と同じ色。
とてもかわいい美少年である。
だがこの子も危険である。
何故なら攻略者の1人だからだ。
とても人懐っこい性格だが、
暗い過去のせいか闇が深い。
ある意味このゲームの中では1番ヤンデレ
であると思われる……。
まぁ私はこの子に一目惚れして
このゲームを買ったのだけど。
だから義弟……ルイス・グランフィーを見た時は心臓がバクバクした。本当に。
そしてこの可愛い義弟が私と会った時に、
事件は起こったのです。
━━━━━━━━━
「ルイス・グランフィーです！
これからよろしくおねがいします。ねえさま。僕は分からないことが沢山なので教えてくださいね？」
と、上目遣いで言われた時は本当に危なかった。抱きつきそうになった。あぶない。
「わ、私はレイ・グランフィーです。
よろしくね、ルイ。」
私が愛称で呼ぶと、
私にぎゅっと抱きついた。
撫でたくなる気持ちを堪えながら、
そっとルイを自分から離すと、
「お姉ちゃんとして気軽に話してね」
といって、部屋を出ようとした。
そしてそこで事件はおきた。
━━━━━━
いったんきります！
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マロン - すごく面白かったです。続き、楽しみにしてます。頑張ってください。応援しています。 (2018年4月2日 0時) (
レス) id: 859729bd35 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - すっごい好みの作品です。続きが読みたいです (2017年9月18日 4時) (レス) id: d8edfbd5d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむうさぎ | 作成日時：2017年2月27日 13時
