・ ページ44
LV「初めてまして、僕レヴィです」
JN「やー、僕に負けず劣らずハンサムじゃないかぁ!(いや、僕には劣るな、うん)」
NJ「可愛い顔とラップのギャップにやられるって記事読んだよ、よろしく」
HS「ダンスも上手いんだってー?」
結局、なぜかBTSの皆さん全員が参加することになった食事会。
レヴィさんは、ジョングクさんの一つ下で、大きな二重に通った鼻筋、色素の薄いハーフのような顔立ちをした、なんとも綺麗な男の子だった。
ジョングギヒョン、と呼ばれて照れてるジョングクさんが印章的で。
私が挨拶をすると、あどけなく笑って、可愛らしくお辞儀をした、礼儀正しい人。
ユンギさんが大好きなのだろう。
皆さんに挨拶した後は、ユンギさんの隣にピッタリくっついて、あの歌詞の意味は、とか、あの韻の踏み方がかっこよかった、とか、楽しそうに話している。
ユンギさんも、嬉しそうにレヴィさんの質問に答えていて、私もそんなユンギさんが珍しくて、微笑ましく見ていた。
だけど。
私が仕事の電話で席を外して戻ってくると、部屋の前に立っていたレヴィさんが、突然、私の手首を乱暴に掴んで引っ張り、使われていない個室の壁に痛いほど押し付けた。
あまりにも突然のことに唖然として、抵抗できないまま、敵意剥き出しの眼光に全身を射抜かれる。
LV「なんでヒョンみたいなすごい人が、あんたみたいな普通の女好きになったのかなぁ」
BTSの皆さんと話していた時は、もっと可愛い声をしていたはずなのに、今はドスが効いているというか…私への嫌悪感を隠そうともしていない。
どうやら、ジミンさんとはまた違った二面性の持ち主のようだ。
LV「本当にあんたが、スーパーゼネコンの幹部を警察送りにして、誘拐されたジョングギヒョンを助け出したスゲェ女なの?」
『すげぇ女かどうかは分かりませんが…とりあえず近いです、離れてください』
壁ゴンされた腕を振り払うと、レヴィさんは舌打ちをして私の顎を掴んだ。
その力強さに、息が詰まる。
LV「ユンギヒョンには、あんたよりもっと相応しい女がいるんだよ。邪魔だから別れてくんね?」
『それを決めるのはあなたではなくユンギさんです』
LV「は?うざ。凡人の癖に」
言動から察するに、ユンギさんを神格化しているのだろう。
レヴィさんが憧れるユンギさんの彼女の理想像と私がかけ離れていることが不満らしい。
さて、どうしたものか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rio - とても面白くてー気に読み終わりました！！他の作品も見てみますね．ありがとうございました！ (4月3日 14時) (
レス) @page41 id: 555be92e3c (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - sumikoさん» sumiko様、いつもありがとうございます♡年末年始もお仕事…本当にお疲れ様でございます(T_T)少しでも笑っていただけたなら嬉しいです。風邪など召されませんよう、ご自愛くださいね。。 (2023年1月4日 17時) (レス) id: 2a01e4e00e (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - 年末年始と仕事でしたが、明日も仕事ですが、笑い転げて、良い年末年始になりました。ありがとうございました。(^^♪ (2023年1月1日 18時) (レス) @page50 id: fdb03919c8 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - ukさん» uk様、いつもありがとうございます♡こちらも読んでくださったんですね!一緒に住むお話は全員との距離が近くて書いてて楽しかったです♡なので、そう言って頂けて嬉しいです! (2022年9月15日 0時) (レス) id: 5bc8bd2025 (このIDを非表示/違反報告)
uk(プロフ) - 7人7様のヌナ大好きポイントがあり、それぞれの絡み方も違ってハマってしまい一気に読みました（満足）とくにジミンとヌナの毒のやりとりが好きでした。返しが最高！ずっとこの8人の生活を眺めていたいなと思いました。素敵な作品をありがとうございます！ (2022年9月13日 9時) (レス) @page50 id: 1deb3068ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2022年4月12日 2時
