TH side ページ9
TH「あれ?会議室じゃないの?」
『密室は身の危険を感じますので中庭でしますー』
TH「俺は外でも全然オッケーむしろ興奮する(( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ)」
『次喋りやがったら股にぶら下がってるモノ切り落としますねー』
ヌナは、バスケットからレジャーシートをとりだして、陽射しが差し込む中庭の芝生に広げた。
ヌナの髪がさらさらなびいて、ツヤツヤ光ってるのがすごく綺麗。
TH「わーピクニックみたいでわくわくする〜。にしても、二人で座るにしてはこのシート広すぎない?」
『テヒョンさんのために10人用のシートを買いました』
TH「俺のため…♡」
『マイナスの意味ですよー』
ここの折り目から中に入ってこないでくださいねって、何度もヌナに釘を刺された。
試しに片足を踏み込んでみたら、ヌナがキラキラ輝く拳を握った。
TH「え、待ってなにそれ」
『メリケンサックですー。アイドルは顔が商売道具ですよね、大人しくしててくださいねー』
メリケンサック!初めて実物見たよッ。
ヌナはバスケットからタンブラーを2つ取り出し、片方を俺にくれた。
蓋をあけると、ココアのいい匂い。
TH「ヌナー、あったかいね、美味しい」
『それは良かったです』
あ、笑った。
こんな顔もするんだ。
俺は人の感情に敏感だから、これが本心かどうかすぐ分かる。
今のは、心の底から良かったと思ってくれてる顔だった。
こんなにあったかい気持ちになれるのに。
なんで?
TH「ヌナは本当に俺たちを追い出したいの?」
『そうですよー』
TH「俺…はヌナに嫌われてるかもだけど、ジョングギやジミニ、ヒョン達はみんないい人たちだよ?」
『そうなんですねー。あ、蝶々』
TH「聞いてないw」
ヌナは眩しそうに、ひらひら舞う蝶々を見つめてる。
ナムジュニヒョンと同い年らしいけど、目が丸くて童顔だからもっと若く見える。
TH「面談って、こんなノビノビポカポカでいいの?」
『捺印を強制すると思ってました?相互理解の場だと思っていただければ結構です』
TH「なんだかんだヌナって優しいんでしょ?俺たちが困らないように猶予くれたり、コンビニ続けてくれたりさ」
『違いますよ、北風と太陽みたいなものです。皆さんに嫌な思いをさせて退去させるより、満足して納得して退去してくれることの方がメリットがたくさんあるんでーす。口コミで空き物件が埋まれば万々歳です。私は皆さんの影響力を甘くみていないんですよ』
TH「なんでそんなこと言の」
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ｵｻﾅｲ(プロフ) - ううさん» うう様、とっても嬉しいコメントありがとうございます♡ARMYじゃなくても読んでくださったんですね! (2022年11月23日 12時) (
レス) id: 2a01e4e00e (このIDを非表示/違反報告)
うう - ARMYではないのですが最高でした🥰 (2022年11月19日 23時) (レス) id: 9b3b28867b (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - まるさん» まる様、嬉しい感想ありがとうございますー(*´｀*) (2022年5月6日 16時) (レス) id: 8d98d51d6c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - すごく面白いです！言葉のチョイスが最高です！ (2022年5月1日 12時) (レス) @page28 id: 2a0a7c4887 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - もとのさん» ありがとうございますー!ダラダラ続いてしまってマンネリ気味ですが、最後までお楽しみいただけるように頑張ります^_^ (2022年4月17日 23時) (レス) id: ed8940f9ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2022年2月8日 18時
