JN side ページ6
『私は皆さんとアミさんのことをよく知らないので、それは置いとくとして。
逆にアミさんたちは、同じマンションにそこそこ若めの女が住んでることをどう思いますかね?』
ぐっ、痛いところをついてくる。
僕達が大事にしてるモノを分かってるのか、
にんまり笑うA。
YG「そんなん、ほとんどのマンションがそうだろが」
意外な人物の助太刀に、ホソクとナムジュンが拍手を送った。
爺さん、お眠に拍車がかかってるからちょっとキレ気味やん。
『でもここは私とあなた達だけ、なんですよ。それとこれとはまた話が違ってきません?
まぁどちらにせよ、契約違反をしたのはそちらなので、出ていってもらうことには変わりないんですけどー』
JK「僕たちを追い出して女のアイドルを入居させるんですか?」
『はい、可愛くて顔が小さくてお人形さんみたいに可憐なアイドルに囲まれて幸せに暮らします。でも私も鬼じゃないんで、半年くらいなら待ってあげてもいいですよ』
JM「鬼だッ!!僕たち2年先のスケジュールまで埋まってるのに」
『そんなこと私には関係ないので。とりあえず、退去に同意する書類作ったんで皆さんここにサインしてくださいね?』
テーブルの上をツイツイと滑らせて2枚綴りの契約書を渡された僕達は、その文字の多さにくらくらした。
NJ「これはあなたが作ったんですか?最終的に立ち退かない場合は…訴訟って…」
『はい、そうですよー』
HS「そんな、むちゃくちゃだ!」
『安心してください。私、行政書士と司法書士の資格持ってるんでめちゃくちゃではないですよ』
JN「猶予が六ヶ月なんて…それも違法じゃないの?」
『はい、大丈夫です。弁護士の資格も持ってます』
持ってるのかよ!
すごいな!
可愛い顔して、ハイスペックすぎるわ。
もう訳わからん!
ちらりとナムジュンと目が合う。
これはもう…諦めるしか…退去するしかないのか。
僕たちがため息をついたとき、
JM「ねぇ、Aさーん」
書類を見つめながらポカンとするテヒョンとジョングクの間で、ニヤニヤしたジミンが、紙をピラピラ揺らした。
なんて悪い顔!
JM「この二枚目、秘密保持契約って書いてあるんですけど、要は僕たちを追い出したことをメディアとかで言わないでってことですよね?言ったら困りますもんね、ひょっとして仕事に影響がでたり?」
ああ言えばこう言うAが、この日、初めて表情を曇らせた。
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オサナイ(プロフ) - ううさん» うう様、とっても嬉しいコメントありがとうございます♡ARMYじゃなくても読んでくださったんですね! (2022年11月23日 12時) (レス) id: 2a01e4e00e (このIDを非表示/違反報告)
うう - ARMYではないのですが最高でした🥰 (2022年11月19日 23時) (レス) id: 9b3b28867b (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - まるさん» まる様、嬉しい感想ありがとうございますー(*´`*) (2022年5月6日 16時) (レス) id: 8d98d51d6c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - すごく面白いです!言葉のチョイスが最高です! (2022年5月1日 12時) (レス) @page28 id: 2a0a7c4887 (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - もとのさん» ありがとうございますー!ダラダラ続いてしまってマンネリ気味ですが、最後までお楽しみいただけるように頑張ります^_^ (2022年4月17日 23時) (レス) id: ed8940f9ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オサナイ | 作成日時:2022年2月8日 18時