Your side ページ48
JK「な゛ん゛で…僕ッ…手゛を゛づな゛ぎだい゛だげな゛の゛に゛…」
あ、やばい。
拒否しすぎたか。
ジョングクさんが、最終形態になろうとしてる。
『手を繋いで出かけてる所なんて撮られたら、アミさんも悲しみますよ。事務所にも怒られますし』
JK「そ゛れ゛でも゛繋ぎだい゛っ゛で言っでぼじがっ゛だ…」
誰に?私に?
そんな馬鹿な。
『もージョングクさん行きましょうよー…いい大人が恥ずかしいですよー』
みんな振り向いて見てる。
あまり注目されたくないのにこのマンネは。
『あとその泣き真似もバレバレですよー、1ナノも心動かされませんのでやめましょー?』
1ナノも?!と言いながら顔を上げたジョングクさん。
舌打ちしをして、意を決したかのようにコートを脱いだ。
え。
何をするつもり?
JK「もういい。強行突破するから。ヌナがいいよって言うまで僕はここでFIREを踊る。バレるからね。知らないからね」
『別の意味で炎上しますがいいんですか』
JK「ファイヤーーーーーー!」
おお、キレッキレ。
キレッキレのダンスで人が集まってくる。
え、本当にちょっと人だかりができ始めたんだけど。
『わ…分かりました、繋ぎます!繋ぎますのでやめてください!』
JK「ぷるたおるね♡」
多分、私は今まで世界一腹が立つぷるたおるねを頂きました。
『はい、繰り返してください。私ジョングクは、所属事務所やその他契約会社に対し、契約違反とみなされる言動を行った場合においても、その過失を自らの責任とし、A氏に損害賠償を請求しないことを誓います』
JK「誓いまーす♡」
動画におさめて、満面の笑みで右手を差し出すジョングクさんに、左手を差し出す。
『……本当に、少しだけ、ですよ』
JK「えへへ、うん。ヌナありがとう」
ヌナの手は小さいねって、ジョングクさんが笑う。
あれだけ自分から手をつなぎたいと言っておいて、どうして顔が赤くなっているんだろう。
そして、私の顔も赤くなっているんだろうか。
やっぱりどうにも恥ずかしくて、体温がぐんぐん上がっていく気がする。
ただ、昔なら触れられるどころか近づかれるだけでも嫌だったのに、この人たちのバグった距離感に慣れてしまったのか、今や手を繋いだり背後から抱きしめられたりするくらいじゃ驚かない。
人の体温て、悪いものじゃない、とさえ思うようになってきたもの。
これは、やっぱりジョングクさんたちのおかげ…なんだろうな。
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オサナイ(プロフ) - ううさん» うう様、とっても嬉しいコメントありがとうございます♡ARMYじゃなくても読んでくださったんですね! (2022年11月23日 12時) (レス) id: 2a01e4e00e (このIDを非表示/違反報告)
うう - ARMYではないのですが最高でした🥰 (2022年11月19日 23時) (レス) id: 9b3b28867b (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - まるさん» まる様、嬉しい感想ありがとうございますー(*´`*) (2022年5月6日 16時) (レス) id: 8d98d51d6c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - すごく面白いです!言葉のチョイスが最高です! (2022年5月1日 12時) (レス) @page28 id: 2a0a7c4887 (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - もとのさん» ありがとうございますー!ダラダラ続いてしまってマンネリ気味ですが、最後までお楽しみいただけるように頑張ります^_^ (2022年4月17日 23時) (レス) id: ed8940f9ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オサナイ | 作成日時:2022年2月8日 18時