Your side ページ47
JK「なんで男装なんてするの?せっかくのデートなのに」
ご不満そうなジョングクさんが、私の頭をポンポンと叩く。
『BTS ジョングク熱愛発覚!なんて記事が出たらどうするんですかー』
JK「…その時は結婚しよ?」
『プロポーズ、はやってるんですか?』
JK「え、待って。他にも誰かに…」
『さ、行きましょうか』
隣を歩くジョングクさんと、ジョングクさんから借りたプルオーバーのフーディから同じ香水の匂いがする。
なんだか、落ち着かない。
それに、みんなに甘やかされて育ってきたイメージだったのに、ちゃんと車道側を歩いたり、段差があったら気をつけて、なんて言ったりする。
デートには慣れてるんだろう。
当たり前か、たまに忘れるけど、この人はスーパースターなんだから。
『お陰様で無事に更新が終わりました』
久しぶりの、ヘリもハイヤーも使わない外出。
街並みも随分変わっていたし、一人だったら切符も買えず電車にも乗れなかったと思う。
結果的にジョングクさんがついてきてくれて良かった。
JK「次の更新まで僕の服きたヌナの写真がずーっと免許に載ってるんだね♡幸せ♡」
随分待たせたと思うのに、文句一つ言わず、それどころか本当に幸せそうな顔をするこの人は、寒かったでしょって、温かいミルクティーをくれた。
これが黄金マンネの底力…。
JK「それにしても、眼鏡はまだしも髪までニット帽に隠しちゃってさ。僕もマスクしてるし、平日の昼間だし、そんなに警戒しなくていいのに。ヌナ、誰かに狙われてるの?」
ジョングクさんは、たまにジミンさんみたいなことを言うから心臓に悪い。
『私は一般人ですよ。誰に狙われるって言うんです?』
JK「政府のなんちゃらとか、外国のスパイとか」
『ふふ、今の私の姿を見て本当にそう思います?』
パーカーにデニム、ニット帽に眼鏡、マスク。
パッと見、中学生の男の子にしか見えない。
JK「見えないけど、変装をしてない時の綺麗なヌナを今この街で僕だけが知ってると思うと興奮する」
『皆さんとは別の
JK「さぁ、ここからはお待ちかねのデートタイムになるんだけど」
ジョングクさんが、嬉しそうに右手を差し出した。
『なんですかこの手』
JK「ヌナと手を繋いで歩きたい。いいでしょ?」
『いいわけないですよね』
JK「おんなじベッドで寝た仲なのに?」
『勝手に潜り込んできたんです、許可はしてません』
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ｵｻﾅｲ(プロフ) - ううさん» うう様、とっても嬉しいコメントありがとうございます♡ARMYじゃなくても読んでくださったんですね! (2022年11月23日 12時) (
レス) id: 2a01e4e00e (このIDを非表示/違反報告)
うう - ARMYではないのですが最高でした🥰 (2022年11月19日 23時) (レス) id: 9b3b28867b (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - まるさん» まる様、嬉しい感想ありがとうございますー(*´｀*) (2022年5月6日 16時) (レス) id: 8d98d51d6c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - すごく面白いです！言葉のチョイスが最高です！ (2022年5月1日 12時) (レス) @page28 id: 2a0a7c4887 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - もとのさん» ありがとうございますー!ダラダラ続いてしまってマンネリ気味ですが、最後までお楽しみいただけるように頑張ります^_^ (2022年4月17日 23時) (レス) id: ed8940f9ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2022年2月8日 18時
