Your side ページ46
プレゼン終了後、
JK「やはり読み通り」
『え?』
数ヶ月ぶりの外出。
クォンさんに挨拶していたら、いつの間にか背後にジョングクさんが立っていた。
質の良いカシミアのコートに黒いシャツ、デニムにブーツ、あと、隠しきれないオーラを身にまとって。
『何してるんですか、ジョングクさん』
JK「ふふふ…ヌナが出かけるんじゃないかと思って一時間ほど張りこみしていたのだ」
のだって。
張り込みって。
『…防弾さんってそんなに暇でしたっけ』
JK「今日は僕だけオフ!ヌナっていつもピンヒールなのに今日はチャンキーヒールを履いてたから、たくさん歩くんじゃないかと思って待ってました」
『うわぁ。こんなに恐怖を感じた名探偵は初めてですー』
その才能もっと他に活かせばいいのに。
JK「ってことで、デートしよ♡」
『はい?』
ニコニコ笑顔のジョングクさん。
澄んだビー玉みたいな目が、真っ直ぐにこちらを捉える。
JK「デート♡ヌナってほとんど外出しないでしょ?ヌナの用事が終わったら僕と、遊ぼう?」
なんて屈託のない、嬉しそうな顔…。
絶対Noという返事がこないことを信じ切ってる顔だ。
『すみません、ジョングクさん。私、どうしても避けられない用事以外、外出は控えてるんです。今日も、免許の更新が終わったらすぐに帰る予定でした』
JK「なんで?それって僕とデートしたくないってこと?」
まぁ、したくはないんですけど。
って言ったらまた面倒なことになるのかな。
既に機嫌の雲行きが怪しくなってきている。
『そうゆう訳ではなくて』
JK「じゃあいいじゃん」
『そうゆう訳にもいかないんです』
JK「じゃあ僕が納得できるように理由を教えてよ。そしたら諦めるから」
断固として通さんぞというように、自動ドアの前に仁王立ちしたジョングクさん。
巻き込みたくない、ただそれだけなのになんで分かってもらえないのか。
でも、咄嗟にできる言い訳もない。
かといって理由を話したら後戻りできなくなる気がして…。
『分かりました。少しだけなら』
JK「やったー!ヌナありがとう♡最高のオフだ」
大きな体でぴょんこぴょんこ飛び跳ねて、子供みたい。
まぁ…、いいか。
少しだけ。
ジョングクさんがこれだけ喜んでいるのなら。
『その代わり、服を貸していただけませんか?』
JK「え?!確かにそのスーツだとデートっぽくないけど。ペアコーデできる服あったかな?!」
『ペアコーデは望んでません。できるだけ男性っぽいものでお願いします』
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ｵｻﾅｲ(プロフ) - ううさん» うう様、とっても嬉しいコメントありがとうございます♡ARMYじゃなくても読んでくださったんですね! (2022年11月23日 12時) (
レス) id: 2a01e4e00e (このIDを非表示/違反報告)
うう - ARMYではないのですが最高でした🥰 (2022年11月19日 23時) (レス) id: 9b3b28867b (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - まるさん» まる様、嬉しい感想ありがとうございますー(*´｀*) (2022年5月6日 16時) (レス) id: 8d98d51d6c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - すごく面白いです！言葉のチョイスが最高です！ (2022年5月1日 12時) (レス) @page28 id: 2a0a7c4887 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - もとのさん» ありがとうございますー!ダラダラ続いてしまってマンネリ気味ですが、最後までお楽しみいただけるように頑張ります^_^ (2022年4月17日 23時) (レス) id: ed8940f9ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2022年2月8日 18時
