Your side×TH ページ38
テヒョンさんに言うこと…特に浮かばないな。
言葉に詰まっていたらテヒョンさんが少し離れて、そのまま私は壁に追いやられた。
いわゆる、壁ドンの姿勢。
CGと言われるだけあって、とんでもなく美しい顔が、ほぼ零距離にある。
TH「困ったことがあったら俺に一番に連絡してよ。なんでジミニとジョングギなの?」
『ジョングクさんはたまたま会って、ジミンさんは呼んでもないのに勝手に来ました』
TH「じゃあヌナのご指名じゃないんだね」
『はい、ご指名ではないです』
TH「ふふ…なら、良かったぁ…」
ふにゃりと笑ったテヒョンさん。
さっきまでと同一人物とは思えない、あどけない笑顔で、しばらく嬉しそうに額を合わせてグリグリしていた。
TH「え、待って。この髪型、やっぱり失敗かな。博士感出てる?」
『そこに戻りますか』
TH「変?」
『可愛いですよ、触りたくなります』
TH「わぁ、ヌナ、触りたくなるんだー♡はっ!
『通報します』
TH「まだ何も言ってないのに」
『言わなくても分かるので』
TH「そっかぁ、俺達、仲良しだから心が繋がっちゃったんだね」
テヒョンさんは、びっくりするくらいピュアなことを平然と言ってのける。
心理学的にはミラー効果とか、シンクロニーとか、色んな名前で呼べるけど、
テヒョンさんが言うと、もっと尊くて不思議で、愛のある現象のように思えた。
TH「さ、ほら。ヌナは寝ないと」
あなたが来るまで寝てたんです。
こうゆう所は相変わらずテヒョンさんだなぁ。
TH「セサミストリートの皆がいたから寂しくなかったでしょう?」
ああ、だから毎回増えていくのか。
今日手に持っているのは、ミス・ピギー。
ベッドに横になると、ズボッと隣に入れてくれた。
TH「ヌナ、これでひとりじゃないね、寂しくないね」
『一人は快適ですし、寂しくないですよ』
TH「そんな人いないよ」
『え』
TH「ヌナ、どんな人でも、孤独は寂しいよ」
一人は寂しいよって、もう一回、言ったテヒョンさんが、優しく優しく私の髪を撫でた。
『そうですか』
TH「でも、みんなでいると楽しいよ」
『そうですね』
熱が下がったら、ソクジンさんが持って帰ってきたお肉の塊でパーティーをする計画があるらしい。
ヌナに作って欲しい料理があってねって、当たり前のように私が頭数に入っていることが、くすぐったかった。
でも、悪い気もしない。
私はやっぱりおかしくなったのかもしれない。
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ｵｻﾅｲ(プロフ) - ううさん» うう様、とっても嬉しいコメントありがとうございます♡ARMYじゃなくても読んでくださったんですね! (2022年11月23日 12時) (
レス) id: 2a01e4e00e (このIDを非表示/違反報告)
うう - ARMYではないのですが最高でした🥰 (2022年11月19日 23時) (レス) id: 9b3b28867b (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - まるさん» まる様、嬉しい感想ありがとうございますー(*´｀*) (2022年5月6日 16時) (レス) id: 8d98d51d6c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - すごく面白いです！言葉のチョイスが最高です！ (2022年5月1日 12時) (レス) @page28 id: 2a0a7c4887 (このIDを非表示/違反報告)
ｵｻﾅｲ(プロフ) - もとのさん» ありがとうございますー!ダラダラ続いてしまってマンネリ気味ですが、最後までお楽しみいただけるように頑張ります^_^ (2022年4月17日 23時) (レス) id: ed8940f9ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｵｻﾅｲ
| 作成日時：2022年2月8日 18時
