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Your side×JM ページ35

『次から次へと…なんなんですか』

やっとジョングクさんが帰ってくれたかと思ったら、ドアを閉める寸前に、いつぞやのごとくスニーカーをねじ込まれた。


JM「プッ…だっさ。倒れてやんの」

出た。

満面の笑みの糸目大魔王こと、ジミンさん。

『…すみません、口喧嘩するカロリーも惜しいんでお引き取り願えますかー』

JM「省エネで頑張りゃいいじゃん。お邪魔しまーす」

話を聞いてください。
靴を脱がないでください。

ズカズカと廊下を歩き、当然のようにリビングのソファーで足を組むジミンさん。
追い払う気力もなくて、仕方なく寝室に行ってベッドで横になる。

なんでこの人達はこうも簡単に病人の家で寛げるんだ。

でも、うつす心配がないからまだ別の部屋にいてくれるだけマシだと思おう。
熱はまだ38度と39度を行ったり来たりしている。

少しうとうとして、夢と現実の狭間にいると、
ドアを蹴り開けられて一気に現実に引き戻された。


『な…なん…』

JM「悪気はないよ♡」

『…ないのは悪気じゃなくてデリカシーです』

JM「両手ふさがってんだもん」

確かにトレーを持つ両手はふさがっている。
まさか、その手に持ってるのは…。

JM「お粥作ってきたから、食べなよ」

『え…』

JM「めっちゃ嫌な顔するじゃんウケる」

だってジミンさんが作ったお粥なんて…色々盛られてないわけない。

なるほど。
ジミンさんもあの時こんな気持ちだったのか。

JM「大丈夫、僕もお粥に何かするほど愚かじゃないよ」

サイドテーブルにトレーを置いて、グラスにストロー付きの栄養ドリンクを渡された。

ジミンさんは賢いと思う。
起き上がれないかもしれないことを想定して、こんな細やかな気配りができる人。

JM「だいたい僕が作った粥なんて、オークションにかけたら新築一戸建てが建つくらいの金額いくと思うよ?愚民は感謝して食べるべきだよ」


ジミンさんが、普通にスプーンを口元に運んでくれるから、私も普通に口を開けてしまった。

JM「美味しい?」

『…無味無臭です』

JM「可愛くない女」

『ジミンさんに可愛いなんて思って頂かなくて結構ですー』

JM「鼻声ダッサ。ほら、口開けろよ、奥まで突っ込んでやるから」

『…頭の中で違うモノ突っ込んでますよね』

JM「ふふ、いつものヌナだね」

『口喧嘩できなかったら寂しいなぁなんて考えてたんですか』

本当に、軽い冗談のつもりで言ったのに、

JM「うん、寂しいよ」

『…』

JM「思ったより元気で安心した」

Your side×JM→←Your side×JK



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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , 夢小説   
作品ジャンル:タレント
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オサナイ(プロフ) - ううさん» うう様、とっても嬉しいコメントありがとうございます♡ARMYじゃなくても読んでくださったんですね! (2022年11月23日 12時) (レス) id: 2a01e4e00e (このIDを非表示/違反報告)
うう - ARMYではないのですが最高でした🥰 (2022年11月19日 23時) (レス) id: 9b3b28867b (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - まるさん» まる様、嬉しい感想ありがとうございますー(*´`*) (2022年5月6日 16時) (レス) id: 8d98d51d6c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - すごく面白いです!言葉のチョイスが最高です! (2022年5月1日 12時) (レス) @page28 id: 2a0a7c4887 (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - もとのさん» ありがとうございますー!ダラダラ続いてしまってマンネリ気味ですが、最後までお楽しみいただけるように頑張ります^_^ (2022年4月17日 23時) (レス) id: ed8940f9ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オサナイ | 作成日時:2022年2月8日 18時

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